クリエイティブからプリプレス,印刷側と,それぞれの業務に適したデジタルのワークフローが模索されてきた。すべてがデジタルネットワークで貫かれると,全体最適という視点での見直しが起こる。その中で全体の幹となりうるものに,柔軟性の高いPDFワークフローがあり,それでクリエイティブから出力までの流れはどうなるのかを考える。
2/3(木) 9:00-11:00 文化会館5F 501
C1 アーキテクチャと枠組み
モデレータ:(社)日本印刷技術協会/隈元 斗乙
スピーカー:アドビシステムズ(株)/森脇 明夫
AdobeのExtremeに沿った新RIPが主流となった。さらにAdobeはPDFワークフロー導入にあわせて出力段階の処理能力を一層高めたので,クリエイティブからCTPまでの制作の流れはさらに改善できる。Adobeと各ベンダの役割分担や作業モデルについて質疑応答する。
2/3(木) 12:00-14:00 文化会館5F 501
C2 各社提案とディスカッション
モデレータ:(社)日本印刷技術協会/隈元 斗乙
スピーカー:日本アグフア・ゲバルト(株)/有賀 誠
ハイデルベルグ・ジャパン(株)/武口 豊
日本サイテックス(株)/岩淵 敏文
大日本スクリーン製造(株)/鶴谷 佳憲
Extremeアーキテクチャでは,出力段階の処理について自由に構成・組替えが行えるJobTicketProcessorによって,ワークフローの自動化を一段と進めることができる。また各ベンダが独自の機能も組み込めるので,各ベンダにどのような特徴があるのかを検討する。
2/3(木) 15:00-17:00 文化会館5F 501
C3 印刷ユーザの対応
モデレータ:(社)日本印刷技術協会/隈元 斗乙
スピーカー:(株)恒陽社印刷所/石塚 晃
図書文字情報システム(株)/久富 隆洋
日本写真印刷(株)/田邊 忠
PDFワークフローは期待の割には環境が整わなかった時代が続いた。出力の安定と柔軟性という点でPDFワークフローが今後の「線路」となるとすると、従来工程をどのようなタイミングでどう切り替えるべきか? どの部分からどう自動化が進むかなどを考える。
2/4(金) 9:00-11:00 文化会館5F 501
C4 CTPの今後
モデレータ:共同印刷(株)/空閑 明
スピーカー:(株)ニシカワ/西川 誠一
大東印刷工業(株)/佐竹 一郎
理論的にはCTPが刷版のソリューションであるが,どの分野でも使えるほどCTPはこなれたものになっているのだろうか? 川上からのワークフローの統合化が求められる中で,CTPや他の技術開発の可能性にかける部分と,作業慣習や商習慣の問題をわけて整理する。
2/4(金) 12:00-14:00 文化会館5F 501
C5 PDFツール
モデレータ:日本プロセス(株)/足立 仁
スピーカー:ケミカル・リサーチ(株)/吉田 秀利
(株)テクネ/小林 秀光
グローバルデザイン(株)/白旗 保則
(株)プラネットコンピュータ/柏野 雄太
PDFを扱うAcrobatでは対応できないプリプレス上の作業や設定を行うために,さまざまなプリプレスツールが開発され,PDFワークフローの弱点をカバーしている。PDFがメインストリ−ムになっていく時の作業上のポイントとツールの役割や使い方を再確認する。
2/4(金) 15:00-17:00 文化会館5F 501
C6 色校正の今後
モデレータ:(社)日本印刷技術協会/相馬 謙一
スピーカー:凸版印刷(株)/辻 和孝
水上印刷(株)/荻野 正彦
(株)フクイン/齋藤 廣隆
カラー出力装置は高性能化,低廉化,CMS対応など多様化し最も変化の大きい分野であり,クリエイティブからクライアントまで幅広く普及した。そのため社外の分散した環境での色校正のワークフローを作らねばならない。色校正の各出力機とその役割を考える。
1999/11/24 00:00:00