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第21期DTPエキスパート認証試験 新出題/変更問題項目

来る3月14日(日)に実施する第21期DTPエキスパート認証筆記試験問題について,新出題/変更問題項目を発表します。

※注意 この発表はあくまでも新項目であり,新問題の発表ではありません。試験の公平性維持の意味においても,以下の項目以上の情報提供はいたしかねますので予めご承知おき下さい。

 

1.文字コード(C1:DTP関連知識)

 統一文字コードISO10646に対応したユニコードが,WindowsやMacなどに実装され,システムにより扱える文字種が異なったり,各アプリケーションとエンコードの扱われ方などが複雑になった。文字コードに関したテキストデータの情報交換など関連知識を問う。

2.欧文書体(C2:印刷発注知識)

 欧文書体は,古くはローマ時代からグーテンベルクの中世後期の活字を経て,印刷技術や出版の発展に伴って基本的な書体が開発されてきた。DTPでは,それらの欧文フォントが使用されるので,その名称や特徴など基本的な事柄を問う。

3.デジタルカメラ関連(C1:DTP関連知識)

 デジタルカメラの内部で行われている処理は数多くあり,それはデータのフォーマットに関連している。画像データの生成過程と,各画像フォーマットの特徴やその活用方法について問う。

4.印刷における校正(C3:印刷工程知識)

 プリプレスのワークフローが,製版からDTPに変わることによって,校正の手段も変化が見られている。校正に必要な要件を考慮すれば,従来方法に代わってインクジェット方式なども利用しやすくなる。従来校正(平台,DDCP他)の色再現の特徴と,インクジェットによる対応などを問う。

5.ワークフロー(C3:印刷工程知識)

 従来は,CMYKを基本とした製版スキャナを使用することが原則であったが,デジタルカメラを中心としたRGBデータの入稿により,印刷物製作においてもRGBのワークフローで画像品質を保持する必要がある。そのための知識やプリンタとの関係など基本的な事柄を問う。

6.印刷後加工(C3:印刷工程知識)

 印刷の後工程として,さまざまな表面加工などが行われ,印刷物の差別化や高付加価値化が実現されている。表面加工など印刷後工程全般について,それぞれ方法や特徴など一般的な知識を問う。  

※ 以上の項目がそのまま問題数と対応するわけではありません。項目によっては2つ以上の出題になる場合があります。また,新出題にともなって従来問題の入れ替え/統合/削除などが発生しますし,それ以外の従来問題についてもアップグレードを行ないます。
結果的に,新出題項目を中心として全体の20%くらいの問題が入れ替わることになります。

 

2004/01/14 00:00:00


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