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各地の声(2003.10)

福島:出版,商業,事務

業績の回復がなかなか進まないが,昨年からCTPへの移行,FMスクリーンの採用,菊全8色機の設置と,矢継ぎ早にハード面の整備に力を入れてきた。これからはソフト面に力を投入する予定。ソフト面には人間が絡むので難しい。

茨城:商業

訴求力の高いメディアを作成し,効果的な活用方法を提案する。しかし,一過性のブームで終わってしまうものや,実力以上のサービスを告知することは信頼を失う場合もある。制作基準の作成に着手する。

東京:製版

秋から冬に向かって,仕事量は多少多くなってきている。しかしながら,前年どおりにはとてもとても! 先の見込みが心配である。

東京:商業

数カ月前に会社全体の内部改革を実施(特に人事),特に営業力の強化を狙い計画を進めており,前年同月比の悪い月もあったものの,6カ月分では4〜5%のアップが見られた。現在は工場の設備改革を計画中。

東京:製版

本年6月,アナログオフの全廃を含め大幅なリストラを行った。売り上げは大きく落ちているが,経営内容はかなり改善されている。しかし,こんなことを続けたくはない。

東京:商業

季節的な売り上げ増は見られるが,通して見れば依然厳しい。受注件数も増加傾向が見られず,反面,価格はますます厳しくなっており,いかに付加価値を生むかが最大の問題である。

山梨:出版,商業

東京市場における受注単価の下落傾向が止まらない。

愛知:商業

10月は対前年比106%と良かったものの,ほかの月は軒並み前年を下回っている。経営環境は依然として厳しく,対応策を検討中。

大阪:出版,商業,事務

昨年より悪い。

大阪:商業

少しずつだが上がってきている。

大阪:商業

非常にバランスが悪くなっている。売り上げがダウンしているが仕入れ額は逆に増えている。残業時間も多くなっている。

和歌山:商業

ようやく14カ月ぶりのプラスになった。まだまだ一息はつけない。チラシの短納期化がさらに深刻度を増しているがCTPの導入で対抗できている。

岡山:商業

長年にわたって印刷物作りのみに徹してきたことで,印刷物以外の情報加工作りに移行できない企業は,自己の死を何もしないで待つのみのように見えてしまう。

山口:商業,事務

10月,11月の2カ月前年同月比で,受注は15%増,受注点数も12%増,加工高前年比は8%減であった。

徳島:出版,商業

ピーク時の1998年実績の75.3%となり(8月,9月),このまま推移すると1年以内に消滅すると危機感を新たにし,設備計画(4色×4色)も中止した。

愛媛:商業

長いスパンで捉えると印刷物の絶対量が減少しており,単価も下がり気味である。外注を減らす予定にしているが予定どおりに行っていない。

福岡:商業

今期も10月からスタートした。今後も,得意先の流動化が進むと思われる。常に利益重視の企業を目指す。

(「JAGAT info 2004年1月号」より)

2004/02/10 00:00:00


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