各地の声(2003.12)
福島:出版、商業、事務
2003年は今までにない厳しい年だった。売上高確保、諸材料抑制、固定費削減の難しさを味わった。昨年は生産設備の全面見直しに終止した。今年はその活用が全社の明暗を分けそう。頑張るのみ!
茨城:商業
売上、受注とも上向きで材料費は増加したが内作も増え利益も上昇した。社内の合理化を急ぎたい。
茨城:商業
市町村合併が本格化している。県内の市町村数は8つ減る。これに伴い印刷物件も一時減るだろう。人口が減らなければサービスの多様化により、メディア制作や情報処理のニーズは増えるだろう。
東京:商業
当社の特性なのか、得意先傾向があるのか、その月の受注量に大きな波がある(純定期物が少ない)。商業印刷物は、当社の印刷設備が古く単価の値引きにマッチしていないこともある。
東京:出版、その他
平成15年は10%の売上ダウンになってしまったが赤字にならず良かった。償却も限度額をすることが出来、これも幸いであった。平成16年は?
東京:商業
15年度は、売上よりも利益重点主義の経営を目指し、15年1月より財務部を新設した。外注、仕入量の節約を主としたが、コストダウンが効を奏して利益額は約倍増で目標は達成した。今期は利益や成長の源との売上について新しい営業戦略を展開しつつある。全て自助努力だと思う。
東京:製版
アナログオフを中心にリストラを行った結果、売上減にもかかわらず収益は改善。ただし、ジリ貧傾向がいつまで続くのかと思うと将来が怖くなる。
東京:商業
我社の場合、主力のお客様の店舗縮小により受注件数も金額も減少したが、他のお客様や新規開拓により減収分を補った。全体としては健闘したと思う。今後は、厳しい競争があり予断を許さない。
東京:商業、事務、その他
見積もり件数は割と多いが受注できる件数は20%くらい、価格に至っては25%ダウンしなければ取れない(出版関係)。商業印刷物はそこそこの値段で受注している。いずれにしても厳しい。
石川:商業
酒類ラベルが主力の当社は、1〉酒税法改正による表記変更 2〉清酒人気が不振となりつつ業態転換を迫られる実情であるが、一方では焼酎人気、酒販自由化にともない、コストダウンも功を奏する。
愛知:商業
受注件数は前年並みだが、1件当りのロットが減り価格面でも依然として厳しい状況が続いている。
和歌山:商業
官公庁の入札価格、まさに犯罪的行為ここに極まれり。印刷業界のモラル低下を嘆くなり。
京都:商業
2003年度(12月決算)も何とか乗りきった。ここ3年、不採算の相手先を徐々に解消してきた結果、ここに来て減収ではあるが増益に繋がっている。
兵庫:出版、商業
新事業として年賀状を取り入れたため、対前年比率が異常になった。受注件数のみ年賀状印刷の件数は不算入(38900件)
鳥取:商業
フォーム印刷が少し減少
山口:商業、事務
受注は2%増、件数は10%増。以降どうなるか?
愛媛:商業、事務、その他
11月と同様に売上の落ち込みが大きい。件数および単価の両方が悪化している。納期対策のため外注費のアップが目立っている。
福岡:商業
今後も社会情勢は厳しい状況が続くと思われる。常に経営体質の改善を図り体質強化に力を入れる。
宮崎:商業
地方にとって景気回復の兆しは微塵も感じられない。このような環境のなかでの設備投資はむずかしい。幸にも、99年に立ち上げたITとのビジネスモデル関連が少々底上げしている。
沖縄:商業
売上は何とか前期実績を超えたが、目標には今1歩というところ。あとは、閑散期の増注次第で今期の全てが決まるような気がする。
(「JAGAT info 2004年3月号」より)
2004/03/12 00:00:00