高品質のデジタルカメラ,AdobeRGBなどの広色域データの流通,6色印刷等により色域拡大を実現しているインクジェットプリンタなど,従来のプロセスカラー印刷を超えるデジタルカラーが広がっている。オフセット印刷においても,6-7色を使った多色印刷によって色再現領域を拡大する技術へのチャレンジが徐々に進められている。
しかしオフセット印刷における多色印刷では,色再現領域の拡大というメリットが期待される一方,色分解・スクリーニング・印刷条件・品質管理など検討課題も少なくない。
本ミーティングでは代表的な多色印刷として,CMYK+RGBの7色によるハイファイカラー(ederMCS+Super Fine Color)とこれを実現するためのスクリーニング技術について,ハイデルベルグジャパンの木島氏にお話をうかがう。
また,CMYKのほかにオレンジ・グリーンを使う6色印刷,PANTONE社のヘキサクローム印刷について,先進的に検証をおこない既に実用化の段階へとレベルアップされた(株)ユーホウの増子氏にお話をうかがう。
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