●開催場所:クアラルンプールのPWTC ●日 時:2004年3月11日(木)
各国メンバー(総会は2名〜4名の各国代表者)の紹介後,シンガポール代表から前回第6回FAGAT大会の報告がなされ確認・承認された。主要議題は以下のとおり。
参加国の代表機関(参加人員)
1.マレーシア(Malaysian Printers Association)
2.オーストラリア (Printing Industries Association of Australia)
3.中国(中国印刷技術協会)
4.日本(日本印刷技術協会)
5.韓国(大韓印刷情報産業協同組合聯合会)
6.フィリピン(Philippine Printing Technical Foundation)
7.シンガポール(Print & Media Association,Singapore)
8タイ(The Federation of Thai Printing Industries)
←第7回FAGAT総会風景
- メンバー拡大とオブザーバーについて
今回は,主催国マレーシアが中心になってインド,インドネシア,ブルネイ,ミャンマー,カンボジア,ベトナム,スリランカに呼び掛け, ベトナムとスリランカがオブザーバーとして出席。北朝鮮については,政治的側面が強く直接的なルートが見つからなかったとの韓国代表の報告。拡大の呼び掛けは次回の主催国に引き継ぐ。ただし,FAGATメンバーとしてフォーラム事務局を主催,運営できる当事者能力があることを前提とする。
- ネーミング
オーストラリアが加盟し,オセアニア地域に拡大されたことに対する名称をどうするかが検討された。シンガポール代表からAsian-pacificの提案があり,AをAsiaからAsian-pacificにしても名称変更がないことから,満場一致で採択された。
正式名称は The Forum of Asianpacific Graphic Arts Technology となる。
- FAGATの今後の運営
フィリピン代表から
@最新技術共有化のためのトレーナー派遣(日本など)
AFAGATと同時に印刷会社のビジネス交流を目的とした展示会の開催,の意見が出された。
それに対して日本代表から 「各国の事情を考慮して交流は2国間で具体的に進めたほうがより有効で,そのことは以前から主張している」ことを確認。日本から具体的に次の2点が提案された。
@JAGATの印刷専門書を著作権フリーで提供
FAGATメンバー国の代表機関に対して,自国の技術教育のためにJAGATが発行する印刷専門書(技術)の中から,著作権について問題ないと判断されたものについては,依頼があれば著作権フリーで提供する。例としてタイでの翻訳出版(オフセット印刷技術のトラブル解決法)を紹介。
A色の標準化についての情報交換
日本でのJapan Colorを例に,デジタル化の普及の中でアジア地域の標準化をテーマとした各国の動向や考え方の情報交換について提案。
結論として,各国が統一したテーマをもつことは難しいのでそれぞれ事情に沿った具体的,個別的テーマを2カ国間,あるいは3カ国で進める。そのためのFAGATは窓口である。
- 第8回の開催について
新加盟国オーストラリアに決定。2005年10月(印刷月間)ごろ に開催を準備する。 場所はシドニー。
- ベトナム,スリランカの加盟について
将来,FAGATを自国で開催できる組織,運営できる能力があるならば問題はない。FAGATの運営規約について両国代表,または代表機関に後日改めて規約を送り,その意思確認をオーストラリアが行い各国メンバーに報告する。
総会の最後に,塚田益男JAGAT最高顧問への弔文の謝辞が,JAGAT島袋徹副会長より述べられた
2004/05/25 00:00:00
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