各地の声(2004.07)
岩手:出版
6月時点では、全国的に底をついている感じであるが、当社に限っては、7月までの売上は継続して官公庁の受注減に悩んでいるところである。
福島:出版、商業、事務
指数は最悪な状況を示している。夏場の不需要期の影響も考えられるが、売上高の確保には苦労している。製造工程の合理化は進んでおり、売上に占める諸資材の割合、労働時間中の残業時間の大幅削減等、売上不振をどこまで製造面でカバーできるか、鋭意努力中。
茨城:商業
供給先の話しによると、「6割以上の印刷会社が暇」とのこと。見積もり競争で発注先が決まる物件はダンピングがさらに進み競争に勝つことが出来なくなってきていると考えられる。
東京:製版
ひとつ大きな仕事がひと月ずれて請求することになったため、前年同月比売上が大きく変わった。また、ここへ来て単価も値下がりしている。
大変だ。
東京:出版、商業
7ヶ月経過して、売上高も利益額も昨年とほぼ同じである。昨年より目標が高いため、目標値に対しては98%である。8月中に社内改革のひとつである営業本部と生産管理の統合が終わり、9月から新体制になる。得意先への全ての対応が速くなり、全社的に顧客への視点が変わると思う。9月から12月までの経営効果を期待している。
岐阜:紙器
今期は5ヶ月連続で対前年同月比が売上増となった。営業への企画担当者の配転効果と短納期少ロット対応が顧客に満足感を与えていると思う。
大阪:商業
夏の間は仕事薄感をどうしても感じてしまう。その分、盆明けから来年の4月までは仕事量を確保できるのだが。夏は、当社にとっては課題である。
大阪:商業
相変わらず売上が伸びず前年度と同じであり、コストが安く納期面が短縮された。仕事が多く、利益が悪い。
大阪:商業
前年に比べて売上がかなり落ちている。理由としては、(1)通販関係の印刷物の遅れ、(2)前年は大きい特需があったが今期はなかった、というふたつがあった。しかしながら、売上目標は予定通りである。
和歌山:商業
8月も好調に推移しているので、3ヶ月連続のプラスになりそうだ。決して景気が回復したのではなく、たまたま当社の最重要印刷物と位置付けている受注があったのが要因である。
広島:出版
広島という地方性も原因のひとつだと思われるが、受注単価が下落しており、不況一色である。
徳島:出版、商業
2003年の対前年比が11%減であった関係で、2004年は対前年から見ると104%と増収になっているが、落ち込むだけで浮上しないという気配が感じられ、何らかの対策が必要。
愛媛:出版、商業
売上に関しては、底這いが続いている。しかし、今後に向けては、気持ちほど上向く兆しも感じられる。
福岡:商業
今後、益々、都会に一極集中の時代になりそうだ。
沖縄:商業
第一四半期の損益結果はマイナスに終わってしまった。営業戦術を練り直し、上半期では絶対に挽回するつもりだ。
(JAGAT info 2004年10月号より)
2004/10/04 00:00:00