2月の広告業の売上前年比は5.2%増で1月の6.6%増に続いて好調である。マス4媒体全てが前年を上回った。特にテレビは6.5%増で昨年3月以降の1年間では、今年1月(7.5%増)に次ぐ高い伸びを示した。新聞も昨年12月以降3ヶ月連続で前年を上回った。SP広告では、好調に伸びてきた屋外広告が▲4.5%となった以外は前年を上回った。特に折込・ダイレクトメールは17.1%増という大幅な伸びとなった。首都圏の折込では、サービス業の出稿が久し振りに前年を下回った。
2月の印刷情報用紙の国内出荷高は0.6%増であった。非塗工印刷用紙は中級印刷用紙が1月(6.5%増)に続いて5.4%増と大幅に伸びたが、主力の上級印刷紙(▲2.8%)をはじめ他の品種が全て前年割れとなったため全体としては▲2.0%であった。塗工印刷用紙は、軽量コート紙が3.8%増と順調で、コート紙(▲0.9%)、アート紙(▲2.3%)の前年割にも関わらず1.2%増となった。微塗工印刷用紙は1月(7.1%増)に続いて7.4%増と好調であった。情報用紙全体は▲1.6%である。
印刷・業務用白黒フィルムの2月の出荷販売量前年比は11.2%増であった。
(「JAGAT info 2005年6月号」より)
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2005/06/17 00:00:00