■Focus2005
Web時代の社内報を考える
『社内誌白書2005』より
株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション 社内広報事業部
豊田健一(とよだ・けんいち)
Webの時代,紙による社内報の行く末が注目されている。Webの速報性や利便性,何よりコスト削減につながるとあって,多くの企業で導入が検討されている。
しかし,1人1台の端末がない企業,現場に端末がない企業など,インフラが整っていない企業では,やはり紙による社内報でしか広報媒体が考えられないようである。よしんば,インフラが整っていてWebの社内報に移行できたとしても,OBが見られない,社長のページになかなかアクセスされない,就業中にWeb社内報を見ていると遊んでいるように思われる等々,さまざまな課題が現出している。紙の社内報の優位性は変わらないようである。
ここでは,紙やWebに関係なく,現在,社内報の担当者が抱えている課題やその現状について,4月に発行された『社内誌白書2005』より見ていくことにする。担当者の課題を裏から見れば,それは立派なマーケティング情報となるはずである。
2005/06/28 00:00:00