1月の広告業の売上前年比は6.6%増であった。8月以降11月まで伸び率鈍化が続いていたが、12月(4.5%増)、1月と盛り返した。1月の特徴は、海外広告を除く全ての分野で前年を上回ったことである。マス4媒体は新聞、ラジオが4.8%増で、雑誌、テレビはそれを上回る伸びとなった。SP関係では、屋外広告が13.0%増と2桁で伸び、折込・ダイレクトメール(7.3%増)、SP・PR・催事企画(6.4%増)も好調に推移した。折込は、金融業、サービス業からの出稿が好調だった。
1月の印刷情報用紙の出荷販売量前年比は1.3%増であった。非塗工印刷用紙は中級印刷用紙が6.5%増と大幅に伸びたが他の3品種も悪く全体としては微減(▲0.8%)。塗工印刷用紙は、主力のコート紙が2.0%と堅調で、マイナスが続いていたアート紙も5.0%増となって堅調であった。軽量コートは▲0.5%の微減、微塗工印刷用紙は7.1%増である。その他、白板紙は▲2.2%、包装用紙▲2.7%、フォーム印刷用紙▲6.3%など、塗工紙の一部を除いて低迷した。
(「JAGAT info2005年5月号」より)
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2005/07/20 00:00:00