各地の声(2005.9)
北海道:商業,出版
役所関係の予算が大きく削減されているようで,官公需がさえません。インキや用紙などの業者さんに聞いても,出荷量はそれほど増えていないとのこと。地元での不足分を東京からの仕事で補うにしても,やはり地元が大切。そのような意味で,営業を中心とした根本的な組織再編も視野に入れています。
福島:出版,商業
減収増益です。
福島:商業,事務,その他
秋口になり,やや受注の確保が図られたが,諸資材のウェイトが強く,利益の向上には難が感じられる。受注価格のアップは困難なので,製造コストの削減,時間管理の強化による生産体制の見直しに一層の努力が求められる。
茨城:商業
9月は総選挙の影響か,顧客の動きが良くなかった。どの業種も良しあしの二極化が進行してきているようで,良い企業からしか仕事が発生しない。印刷物に関しては供給過剰で,安値受注と競争はまだまだ続きそうです。
東京:商業
今年は利益率・差益率ともに低下している。当然,経常利益率・額も下がっている苦しい状況。これが普通だと考えているが,打開策が見つからない。
東京:出版
CTPが多くなり,フィルム使用量が減少しました。値上げはしょうがないのかな?
東京:製版
仕事の量はあるが,単価が低くなってきています。
岐阜:商業,紙器
当地は,中部国際空港の開港や愛・地球博のイベントなどで,例年になく盛り上がった暑い夏だったように思います。
愛知:出版
新規客に向けた取り組みが実りつつあります。さらに衆院選効果も加わって,加工高がUP傾向,利益を出せる方向に向かいつつあります。
大阪:商業
最近,プレゼンテーションの必要な業務が増えてきました。印刷技術の向上とともに,デザイン部門強化の必要性を感じています。
和歌山:商業,事務
9月は良かったのですが,売上伸び率はまたまたマイナスに逆戻り。5年前のISO14001取得を機に,会社の駐車場で「エコフェスタ」を毎年開催,再生紙を使った金魚すくいなど,近隣住民の方に喜んでいただいています。また,NPO法人「コミュニティーマネーわかやま」が認可を受け,和歌山市限定の地域通貨「chala(ちゃら)」を発行するなどの活動を通じて,地元活性化に努めています。
徳島:出版,商業
6〜9月は毎月10%程度の落ち込みでした。10〜12月は前年比100%を期待していますが,今のところ動きは鈍いです。
福岡:商業
従来型印刷物は,顧客サイドである程度制作できるようになってきて,印刷業界全体としての成長の余地は少ないのではと考えています。「脱印刷」をテーマに屋外広告の設備などを導入して,従来型印刷業からの転換を進めています。
沖縄:商業
オフ輪をもっている会社ともっていない会社とでは,売り上げ・収益とも2極化しており,すみ分けながら売り上げを伸ばす方向で考えています。
(「JAGAT info 2005年12月号」より)
2005/12/15 00:00:00