広告業売上前年比は9月以降、3ヶ月連続で前年を上回った。ただし伸び率は、9月の6.5%増から10月の3.4%増、11月2.4%増と鈍くなっている。 媒体別では相変わらずテレビが悪く(▲4.4%)7ヶ月連続のマイナス、シェア第二位の新聞も▲5.9%と10月に続く前年割れである。 良いのはSP/PR/催事企画で8.4%増と相変わらず高い伸びを示している。交通広告も4.8%増と4ヶ月連続で前年を上回っている。一方、折込・DMは▲1.7%と、久しぶりで前年を割り込んだ。
印刷情報用紙の出荷高前年比は、水面すれすれでプラス・マイナスを繰り返す推移になっているが、11月はやや上向いて2.0%増となった。情報用紙は全体として2.6%増になったが、フォーム用紙は0.0%で10月(▲1.0%)に続いて一時期の勢いが見られなくなった。印刷用紙では、非塗工紙が0.2%増とわずかだか前年を上回った。中級紙が大きく伸びた(7.0%)からである。コーティッド紙では相変わらず微塗工紙が好調(7.3%増)だが、塗工紙全体は0.8%増に止まった。
(「JAGATinfo 2006年3月号」より)
2006/04/01 00:00:00