12月の広告業売上前年比は3.0%増であった。10月以降は3%前後の安定した伸びで推移している。しかし、テレビ、新聞の前年割れは相変わらずである。SP広告は、織り込む意。ダイレクトメール、SP/PR/催事企画、交通広告、屋外広告ともに前年を上回った。 2005年全体で見ると、売上高合計は3.4%増の安定成長であったが、マス4媒体はいずれも前年割れとなり、4媒体合計では▲3.0%である。SPではSP/PR/催事(7.7%増)と折込・ダイレクトメール(5.9%増)の健闘が目立つ。
12月の印刷情報用紙の出荷高前年比は0.8%増であった。このところ一つの傾向として定着しているように、印刷用紙では、非塗工用紙が不調(▲4.7%)、微塗工用紙が好調(11.6%増)、塗工用紙は(1.2%増)堅調であった。2005年全体で見ると、印刷情報用紙全体では0.8%増であった。印刷用紙で前年を上回ったのは微塗工用紙(6.9%増)と軽量コート紙(2.7%増)のみであった。個人情報保護法関連需要があったと言われるフォーム用紙も1.8%増と伸びた。
(「JAGAT info2006年4月号」より)
2006/04/18 00:00:00