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ひと月に何時間働いていますか?

印刷界OUTLOOK2006(6)

2006年4月1日 印刷界OUTLOOK2006 一覧

●印刷業は年間約2086.8時間

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、2005年の事業規模30人以上の印刷業における月平均労働時間(所定外労働時間を含む)は173.9時間で、年間では約2086.8時間となっています。前年の月平均177.5時間、年間約2130時間から月間で3.6時間、年間で43.2時間減少しました。
事業規模30人以上の製造業全体では、月平均166.8時間(前年167.7時間)、年間では約2001.6時間(同2012.4時間)で、0.5%減となり4年ぶりに減少しました。サービス業や卸売・小売業などを含めた調査対象産業(事業規模30人以上)全体の総労働時間数は、年間で約1828.8(前年1839.6時間)で、他業種より製造業は労働時間数が多くなっています。

日本の製造業の労働時間を諸外国の製造業と比較してみるとどうでしょう。「2006年版活用労働統計」(生産性労働情報センター)によると2003年の年間実労時間(製造業・生産労働者)の国際比較では、日本の1975時間に対して、アメリカ1929時間、イギリス1888時間、ドイツ1525時間、フランス1538時間となりました。アメリカとはほぼ同水準ですがドイツ、フランスとはかなりの差があります。
印刷業の年間の総労働日数(従業員30人以上)は、236.4日で、製造業(従業員30人以上)平均の235.2日に比べて約1.2日多くなっています。他製造業と違い、生産物の一つひとつがそれぞれ仕様や納期が異なるという特殊性のために、一律に予定を組みにくく、休暇が取りにくいなどが理由として考えられます。

●所定内給与、定期給与ともに増加

「2006年版活用労働統計」によると、2004年の従業員5人以上規模の印刷業の平均月間所定内給与(定期給与のうち残業代を除いた額)は、26万8000円で、前年の25万7500円から1万500円の増加となりました。また、残業代を含めた定期給与ベースでは、2003年の28万8200円から30万2400円と1万4200円の増加となりました。
一方、全製造業平均の定期給与は、2003年の29万8200円(所定内給与26万7400円)から2004年は30万5100円(所定内給与27万2000円)と6900円増加しています。


2006年4月号より

印刷界OUTLOOK2006 一覧

2006/04/27 00:00:00


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