1月の広告業売上前年比は2.2%増であった。10月から12月にかけては伸びが鈍ったが、やや戻した。テレビが9ヶ月ぶりにプラスに転じたことがひとつの要因である。しかし、他のマス媒体は、新聞(▲3.2%)、雑誌(▲10.8%)、ラジオ(▲2.9%)と前年割れになっている。SP関係を見ると、SP/PR/ 催事(6.9%増)、交通広告(4.8%増)、折込・DM(2.8%増)といずれも順調に伸びている。屋外広告は12月のプラスが一転し▲4.4%となり月々の変化が激しい状況が続いている。
1月の印刷情報用紙の国内出荷高前年比は2.5%増であった。印刷用紙では相変わらず微塗工用紙が好調で、1月は12月(11.6%増)に続いて二桁成長の14.6%増であった。塗工用紙は、軽量コートが4.8%増と好調で、コート紙も1.9%増になり全体としては2.8%増と順調に伸びた。非塗工用紙は1月も不調(▲1.1%)である。 情報用紙では、フォーム用紙が▲7.4%となり、これまでの傾向を合わせてみると2005年の特需は終わったようだ。情報用紙全体▲2.1%である。
(「JAGAT info 2006年5月号」より)
2006/05/09 00:00:00