オフ輪はどのくらい設置されているのでしょう。日本印刷新聞社の調査によると、2005年の全国の中小印刷会社で稼働する商業・出版用オフ輪の状況は、設置事業所数は447事業所、設置台数では1327台と確認されました(新聞用オフ輪は90事業所306台)。前回調査より12台増加しました。回答・掲載辞退をした企業もありますので、一概に増減の判断はできませんが、回答台数は3年連続で増加傾向にあります。
近年、メディアの多様化、多品種小ロット化、出版不況などによって大量部数の仕事は減っており、オフ輪も枚葉機の仕事を取り込んでいく必要に迫られており、メーカー側もそのようなニーズをにらんだ機能を装備した機械の開発を進めているようです。
判サイズ別ではB2版が、832台で62.7%のシェアを占めます。以下はA1が221台、B3が141台と続きます。A1サイズは、近年増加傾向にあります。また多色機の比率は高く、全体の84.8%が4×4、5×5、6×6色機となっています。
都道府県別では埼玉が72事業所300台と突出し多く、以下は、大阪42事業所149台、愛知が31事業所96台、東京が23事業所86台の順になっています。
2006/05/05 00:00:00