1990年にインターネットの商用利用が開始(日本は1993年)されて以来、日本のインターネット利用者数は増加し続け、平成17年版「情報通信白書」によると2004年末には7948万人(対前年比2.8%増)が利用していると推計され、人口普及率は62.3%となっています。
また、ブロードバンド(FTTH、DSL、ケーブルインターネット、無線〈FWAなど〉)契約数は1866万契約となり、前年比で36.5%の増加となりました。DSLの占める割合は71.4%(前年末74.9%)で、契約数は純増ですが、割合は落ちています。一方、FTTHが13%の割合(前年末7.6%)になり、今後はFTTHが進展していくものと予想されます。
ブロードバンドの国別の普及状況は、契約数では米国が2715万件でトップとなり、以下日本、韓国、中国となり、いずれも1000万契約を超えています。
人口普及率では韓国が23.3%で第1位で、以下香港、カナダ、アイスランドとなり、日本は11.7%で7位(前年9位)となっています。
なお、2003年のブロードバンド料金の国際比較を見ると、日本が最も安い料金で利用できます。これは100kbps当たりの料金に換算して比較したもので、日本の料金は0.06ドルとなり、以下韓国、スウェーデンが0.24ドル、台湾が0.44ドル、香港が0.85ドルと続き、第5位までが1ドル以下となっています。ちなみに主要国では米国が1.77ドル、ドイツが2.77ドル、フランスが4.12ドル、イギリスが6.18ドルとなっています。
平成17年版「情報通信白書」によると、2004年末の携帯電話契約数は8700万契約(対前年比6.2%増)となりました。このうち携帯電話を利用したインターネット接続サービスの契約数は7515万契約で、携帯電話契約数に占める割合は86.4%になります。携帯電話を利用したインターネット接続は、NTTドコモが1999年に開始したiモードが最初です。
携帯電話のインターネット対応比率は、日本が94.1%、韓国89.0%と両国が突出して高く、以下は米国33.5%、オーストリア28.2%、フィンランド22.1%と続きます。
2006/05/20 00:00:00