3.書体と字体の関係

掲載日:2014年9月17日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

書体の起源:3.書体と字体の関係

篆書,隷書,楷書,行書,草書の書体は字体の変遷と密接に関係している。「神・神」は,新・旧字体に分類されるが,「神」篆書,「神」隷書・楷書体に字体が対応している。書体は「読む,速く書く」を主目的に発展してきた筆写書体であるが,多書体化の中で現代の標準書体である明朝字体に倣うと,歴史的書体の味わいを損ない別書体の雰囲気になる。歴史書体の変遷を知ることは,印刷書体の明朝体と筆写書体の楷書体などとの異同を認識することでもある。

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 (印刷情報サイトPrint-betterより転載)