新聞と出版、激変する印刷情報メディアの最新動向

掲載日:2015年10月26日

新聞業界と出版業界の最新状況から、印刷メディアの行方と各社の戦略を考察する。新聞社の海外M&A、大手印刷会社の取り組み、取次の再編、出版社と書店間の直取引拡大、ドイツで「Kindle」を超えたという「tolino」、デジタル化とともに進行する様々な変化と革新などについて。

2015年、新聞界では日本経済新聞社による名門フィナンシャルタイムズの買収が話題をさらった。出版界では有力中堅取次の破綻が波紋と混乱をもたらした。大日本印刷は紀伊國屋書店と「出版流通イノベーションジャパン」を設立、業界横断的な出版流通の大規模な見直しに着手した。

デジタル化の影響はいよいよ、新聞や出版といった主要印刷情報メディアの経営に構造改革を迫るまでの事態に至り始めている。現在進行中の変化やトピックにはどのような意味やインパクトがあり、印刷情報メディア各社はどのような戦略を打ち出しているのか。新聞と出版に関する2人の第一人者が解説する。

開催日程・開催時間

2015年10月29日(木)14:00-16:45(受付開始13:30より) 

講演1 新聞業界の最新動向

■14:00-15:15
新聞業界最新動向2015
・新聞界を取り巻く環境変化と新聞界の現況
・媒体価値向上・経営安定化に向けた取り組みの活発化
・オープン化・複合メディア編集・デジタル印刷の本格化

講師: メディアテクノス 代表取締役、JAGAT 客員研究員 井上秋男 氏
略歴:1962年東京芝浦電気(現東芝)入社。30年間、全国紙、地方紙、通信社、新聞印刷会社の新聞製作システムの開発に従事。1997年にメディアテクノスを設立。新聞・印刷関連のコンサルティング、テクニカルライターを務める。日本印刷技術協会客員研究員。

 

講演2 出版業界の最新動向

■15:25-16:40
出版業界の最新動向 ~取次・書店・出版社それぞれの動向とドイツの状況~
・2014年の出版市場、書籍市場の変調と電子書籍の拡大
・取次: 栗田出版販売の経営破綻で見えてきたこと
・書店: 大手チェーンによる直接仕入れの模索
・出版社: 事前プロモーションの取り組みと拡大
・ドイツ:「Kindle」を超えた「tolino」

講師: 文化通信社 常務取締役編集長 星野 渉 氏
略歴:日本出版学会理事・事務局長。著書に『出版産業の変貌』、共著に『オンライン書店の可能性を探る―書籍流通はどう変わるか』、『出版メディア入門』、『読書と図書館』など多数。出版流通、再販制度問題、電子出版、流通EDIなど、出版産業の変化を精力的に取材し続けている。

【開催・申込要項】

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

一般:15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)

印刷総合研究会メンバー:2名まで無料 ([上級] 3名まで [特別] 5名まで)

Webからお申込み

Web申込フォームに必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。

FAXからお申込み

この申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXください。

問い合わせ先

内容に関して 研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して 管理部 電話:03-5385-7185(直通)