組織人としての基礎力とは何か?

掲載日:2016年7月22日

<組織><個人><人間関係>3つの視点から「基礎力」を養成する。

若手社員の早期退職の原因は?

近年、新入社員の3人に一人が入社後3年以内に退職するといわれている。
多くの調査で、「仕事がきつい」「仕事が面白くない」ということが、その理由として挙げられている。

一般的に入社3年以内であれば、仕事の内容や組織の運営に対する理解、周囲との人間関係の構築も完全とは言えないだろう。むしろ、人間関係で悩んでいたり、組織のルールになじめないなど、さまざまな理由で本来の能力を発揮できない、自信をなくしているという状況が多いのではないだろうか。
その結果、「前向きに仕事に取り組むことができない」「仕事がきつい」という声になると考えられる。

仮に、信頼できる同僚や先輩に恵まれ、組織になじむことが出来るようになれば、仕事への意欲も高まり、「仕事が楽しい」と思えるようになるだろう。

言い換えれば、社会人、組織人として自発的に仕事に取組み、前向きに成果を上げようとする人材となるには、組織の中で働くための心構えや基本ルール、仕事への向き合い方、人間関係の構築方法などの「基礎力」を身につける必要があると言える。

「基礎力」を高めるためのポイント

では、どうしたらその「基礎力」を高めていくことができるだろうか。

1.組織の中の役割を理解する
 職場で期待されていること、できることは何かを整理する。

2.仕事を主体的に効率よく進められる
 PDCAをスムーズに回す考え方を身につけ、優先順位を決める

3.スムーズな人間関係をつくる
 自分の特徴を知り、コミュニケーションに活かす

<組織><個人><人間関係>の3つの視点から、組織人としての意識づけや職場での信頼関係の作り方、成果を出せる仕事の進め方などを理解することで、自身で課題を解決できるようになるための「基礎力」を高めていくことができる。

若手社員は会社の成長を支える財産である。
入社初年度だけでなく、できれば2年目3年目以降も、継続的に自らの基礎力を振り返る機会をつくり、不十分な要素を補いながら、つねにチャレンジ目標を更新していくことが望ましい。

(CS部 原淳子)

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