デザイン料金で稼ぐためのクリエイティブマネジメント
印刷需要が減少傾向にあるなか、印刷会社はどのようにして収益を確保していくべきでしょうか。収益を確保するためには、できるだけ正確に原価を把握し、緊密に収支管理を行って付加価値の部分を高める必要があります。
一方、原価を考える場合、印刷部分は算出しやすいが、制作部門は個人の能力・経験によって作業時間が変動しやすいという問題があります。このため出来るだけコストを押さえ、デザイン料金から一定の利益を出そうとしても難しいのが現状です。
収益性改善のための手段として、工程管理を通して作業ごとに目安となる所要時間を設定し、作業にかかるコストを定量化するという方法があります。基準をつくることによって、同じ仕様、同じ種類の制作物であれば、つねに一定の加工高を見積もることが出来るようになります。コストの定量化によって、デザイン料金の根拠を論理的に説明できるようになれば、顧客に対する価格交渉が容易になるという側面もあります。
本講座では、管理が難しいと言われる制作・クリエイティブ部門において、独自の工程管理を導入・実践している先進的なデザイン会社から、実際の運用方法やシステム構築などについて、具体的に解説します。
「デザインは感覚で扱いづらい」という認識が強いなか、それを打開していく考え方や実施プロセス、社員教育に至るまで貴重な事例を紹介します。
ぜひ自社ビジネスのヒントとしてお役立てください。
開催日時
2017年1月25日(水) 14:00-17:00
詳 細
1.「デザイン力」を強みにする
・デザインは経営資源のひとつ
・デザインマネジメントで収益性を高める
・デザイン力を活かす組織づくり
・ディレクター・マネージャーの役割
2. 制作現場の収益改善
・各仕事の基準(物差し)をつくる
・個人の能力と時間管理の考え方
・社員教育(等制制度)とスキルアップ
・モチベーションを上げる評価制度
・現場の問題点解決事例
3.演習
ワーク「デザインの工程管理」
講 師
後藤 佑紀 氏
(株式会社アイディーエイ 東京支社 ビジネスデザイン事業部)
※アイディーエイは、岡山に本社を置き、大阪、東京などを拠点にパッケージ、Web、グラフィックデザインおよびデザインコンサルティングを手がける約50名のデザイン会社。デザインマネジメントを中心に課題解決と顧客満足を提供する先進企業です。 |
対 象
印刷会社の経営者、経営幹部、制作部門、企画・編集部門のマネージャー、ディレクター、リーダーなど
定 員
30名(最少催行人数5名)
会 場
公益社団法人 日本印刷技術協会 セミナールーム
杉並区和田1-29-11
地下鉄丸の内線中野富士見町駅下車 徒歩5分
参加費
(消費税込み/1名)
JAGAT会員 12,960円 / 一般 17,280円
お申込み
■ Webからのお申込み
Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
■ FAXでのお申込み
お申込書に必要事項をご記入のうえ、03-3384-3216までFAXにてお送りください。
■ 参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。
口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430
■ 内容の問合わせは下記へご連絡ください
公益社団法人日本印刷技術協会
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411
お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当) 電話:03-5385-7185(直通)