「印刷後継者・経営幹部ゼミナール」は、5月から9月までの全11回で、経営者に必要な「資質」「能力」「技術」を学んでいただく。
経営者として最も重要な仕事は、自社の経営戦略について常に考え続けることである。徹底的に調べ、相談すべき人に相談し、自社の方向性について「考え抜く」こと。
そうすることで、自分の考えが信念に変わる。経営戦略に対する信念が人を動かし、自分自身をも動機づける。
JAGATでは、印刷会社の後継者・経営幹部育成のために「印刷後継者・経営幹部ゼミナール」を年に1回、開催している。
2016年度は5月に開講し、9月までの全11回を実施し、経営者に必要な「資質」「能力」「技術」を23テーマのカリキュラムで学んでいただいた。
本講座の大きな特徴は、
講師陣に現役経営者を迎え、自らの経営哲学、実践事例をお話いただくことで、印刷経営の「知識」だけではなく、「実践」と「推進する力」を学ぶことである。
受講生の方からは、「普段、自分が所属している部署とは、異なる経営視点が非常に勉強になる」「自身の解釈との相違点を明確にすることで、今後の活動に不足している課題が明確になった」「自分の会社をどんな会社にしたいのかという考えを固める良い機会になった」など好評だ。
「見える化」を実践している会社見学も人気のある講座である。
徹底した「見える化」による経営管理の話や、実際に仕組みを導入し使っている現場の方との質疑応答も、この講座でしか得られない学びの場である。
「他社を拝見できるのは本当に素晴らしい機会でした。
また、本研修でなければ聞けなかった(見れなかった)と思われるコアな部分まで見せていただき、大変勉強になりました(2016年 修了生の感想より)」
現場や技術を知らない経営者の下では現場の力を結集できないだろう。いま、現場力をアップできない会社は淘汰の速度を速め、業界も大きく縮小するのではないだろうか。
「自社の現場は知ってる」「わかってるつもり」の方に、改めて他社を見ていただき、「自社とは違う何か」「自社に当てはめたときの課題」を発見していただきたい。
会社の未来は経営者で決まるのだ。
(小須田紀子)
2017年5月「印刷後継者・経営幹部ゼミナール」を開催予定です。
お問い合わせは、CS部 電話 03-3384-3411まで。