例年実施している、JAGAT会員企業を対象にした「2022年度印刷産業経営力調査」の結果がまとまった。有効回答103社の平均規模は従業員数130人、売上高25億円。コロナ禍以前の事業規模には戻り切らないものの、大きく回復した。売上高は8年ぶりの増加、営業利益は3年ぶりの黒字、そしてそれらが同時に改善したのは9年ぶりのこととなる。また、売上高が高い伸びになったため、物価高騰をある程度こなし、固定費も相対的に小さくできたことから、経営指標が全般的に大幅に改善したことがうかがえる−−というのが業績分析の概要である。
詳細については、ぜひ今月号をお手に取っていただきたい。印刷業界の趨勢を把握するためにも、必読の内容である。余談ながら、昨年7月号より本誌をカラー化してちょうど2年目に入るが、視覚的な面でも以前より読みやすくなっているはずである。
『JAGAT info』2023年7月号のご案内
◯特集
「2022年度印刷産業経営力調査」業績分析
売上高反転が9年ぶり業績好転を主導
持続成長の経営モデルを探る
本誌7月号の特集では、上記のとおり「2022年度印刷産業経営力調査」の業績分析編として、それらの調査結果を7ページにわたりまとめている。なお、次号以降では戦略動向・設備動向・需要動向編を収録する。印刷会社経営の現在とこれからについて、さらに多方面から分析を試みる予定である。
なお、回答各社には、回答社限定のデジタル速報レポート第1報を送付した。調査にご協力いただいた皆様に、改めて御礼を申し上げたい。
◯特別企画
第59期DTPエキスパート認証試験 合格者に聞く
資格取得を通じて知識を体系化し、日々の業務に生かす
JAGATが今年3月12日に実施した第59期DTPエキスパート認証試験では、DTPエキスパートに49名の方が、DTPエキスパート・マイスターに20名の方がそれぞれ合格された。そこで7月号の特別企画では、今期晴れてDTPエキスパート・マイスター認証の栄誉をつかみ取られた合格者に対し、受験のきっかけや勉強方法などの合格に向けた取り組みについてお話を伺ったインタビューを紹介する。
さて、ここでお知らせを一つ。来る8月27日に開催される第60期DTPエキスパート認証試験の申請受け付けを開始した。受付期間は、7月4日から8月3日まで。これまで習得してきた知識と技能を基に、ぜひ認証試験に挑戦してみてほしい。
お申し込みはこちらから → https://www.jagat.or.jp/archives/202796
（『JAGAT info』編集部）
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