全国グラビア協同組合連合会(全国グラビア、田口薫会長)は、3年の歳月をかけて策定した「品質判定ガイドライン〜軟包装(インキ抜け)〜」の購入申込受付を2月1日より開始する。
同書は、品質課題の中で自力での解決が難しいフィルム起因によるインキ抜けなどについてまとめたもの。
今回、第一弾として、フィルム製造時に発生する(ゼロにはできない。それらを未然に防ぐには、検査を強化し、不良品をはじく必要があるが、それは膨大な資源の無駄を招く)異物に起因して発生する印刷不良、インキ抜けについての『品質判定ガイドライン~軟包装(インキ抜け)~』を作成した。A4判カラー印刷、本文54ページで、綴じ込みとして、軟包装インキ抜けサンプル3 枚(OPP40μm にデジタル印刷後、ニス加工)、付録として、CMYK+Wの各インキ抜け品質判定シート(PET100μm にデジタル印刷後、両面PPラミ)が付いている。
第1章では、軟包装パッケージの品質基準と業界の現状および同課題における背景と目的、そしてフィルム起因によるインキ抜け発生のメカニズムをまとめている。
第2章では、現状のフィルムメーカーの品質の実力値や欠点検査機の運用上の精度限界を調査し、それらから軟包装業界として適正と考え得る品質判定基準をまとめている。
第3章では、同書の運用方法などについてまとめるとともに、第4章の補足資料には、グラビア印刷関連の周辺情報およびインキ抜けの実例写真、フィルムによるインキ抜け見本サンプル、欠点検査機の原理をまとめている。
同書の購入については、全国グラビア協同組合連合会ホームページまで。