「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション10」開催

掲載日:2017年2月28日

竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション10
  ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン:遊びある真剣、そして真剣な遊び

 

TPC_BS10_72_s竹尾ポスターコレクション・ベストセレクションの10回目となる本展では、スイス派を代表するグラフィックデザイナーの一人であるヨゼフ・ミューラー=ブロックマン(1914–1996)のポスターを特集。
そのグラフィック表現が辿った道筋を通じて、人生とデザインの関係に迫ります。
ぜひ足をお運びください。

 

※本展は多摩美術大学アートテークにて2016 年6 月に開催した「ノイエ・グラーフィクとその時代」展の中から厳選し再構成したものです。
第1 期・第2 期に分け、計25 点を展示いたします。

 

 

◆展示会名◆
竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション10
ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン:遊びある真剣、そして真剣な遊び

◆会 期◆
2017 年3 月3 日(金)― 3 月31 日(金)
  第1 期  3 月3 日(金) ― 3 月16 日(木)
  第2 期  3 月21日(火)― 3 月31 日(金)
10:00 – 19:00  土日祝日および3 月17 日(金)/休

◆会 場◆
株式会社竹尾  見本帖本店2F(アクセス)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
TEL: 03-3292-3669  

◆料 金◆  無 料

 

 ~竹尾ポスターコレクションについて~

竹尾ポスターコレクションは、ヨーロッパを中心にアメリカ、ロシア、日本などの主に20 世紀のポスターを広く収集していた、ニューヨークのラインホールド・ブラウン・ギャラリー・ポスターコレクションを、株式会社竹尾が創業100 周年記念事業の一環として1997 年に購入したものです。
多摩美術大学に寄託し、株式会社竹尾と同学グラフィックデザイン学科による共同研究として、1998 年よりさまざまな視点からコレクションの研究に取り組んでいます。その研究成果の報告として「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション」展を、多摩美術大学アートテークおよび見本帖本店2F にて、定期的に開催しています。

 

~ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンについて~

Josef Müller-Brockmann ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン(1914–1996)

ラッパースビル(スイス)生まれ。
1930 年、グラフィックデザイナー見習いを経て、32–34 年にチューリッヒ工芸学校でエルンスト・ケラーとアルフレート・ヴィリマンにインターン生として学ぶ。34 年、デザイナーとして独立して以降、生涯を通じてデザイナーとして活動した。50 年代初頭、最初の音楽会ポスターを制作。以後72 年まで続いたこの連作の即物的構成的な表現は具体芸術の援用例として高い評価を受けた。57–60 年、ケラーの後任としてチューリヒ造形学校のグラフィックデザインコースの講師を務める。58–65 年、『ノイエ・グラーフィク』誌の創刊・編集に携わり、リヒャルト・パウル・ローゼ、ハンス・ノイブルク、カルロ・ヴィヴァレリらと協働。60 年に東京で開催された世界デザイン会議に登壇後、日本各地を歴訪、60 年代から70 年代にかけて日本で教育に携わる。 62–63 年、マックス・ビルに招かれウルム造形大学の招待講師を務める。56 年から95年の間に世界各地で41 回の個展開催。87 年、チューリッヒ州文化功労者金賞のほか受賞多数。AGI 会員(51 年)。