*Web上でも豊かな文字表現を可能とするWebフォントの今をさまざまな角度から取り上げる。(文字情報技術促進協議会共催)
情報取得はWebからという流れは加速するばかりであるが、グラフィックデザインと同等の多様性、柔軟性かつ読みやすく正確な表現ができるかといえば、まだまだその域には達していない。
その要因の大きな比重を占めるのがフォントの制約である。通常のWebページは閲覧者のPC環境にあるフォントだけしか表示できない。そのため書体にこだわった見出し表現をしたい場合などは、いったん画像データにして貼り付けているケースも多い。
こうした制約の解決策として登場してきたのがWebフォントである。Webフォントには以下のようなメリットがある。
(1)Webサイトの見た目の改善
・印刷物と同様のイメージを保持
・ブランドを毀損しない。
(2)SEOの改善
・タイトル等のテキスト化により検索対象となること
(3)アクセシビリティ
・テキスト化により、読み上げやグーグル翻訳にも適応
(4)外字対応
・ OSやモバイル環境に依存せず、フォント内のすべての字形表示が可能
また、将来的には、電子書籍でのWebフォント利用も考えられる。外字対応で電子化が進展しない書籍類などで大きな効果が期待できる。
一方で、Webフォントの使い方がわからない、どれくらいの費用がかかるの?、データが重くなり表示に時間がかかるのではないの? といった声も聞かれ、なかなか幅広い普及、定着までには至っていない。
そこで、本セミナーでは「Webフォントの“今”を知る」と題し、Webフォントの利用方法(導入の仕方)、どう使ったら効果的なデザインができるか、また技術動向と今後の可能性まで幅広くとりあげます。また、パネルディスカッションでは、実際の有名サイトを題材にWebデザインとWebフォントの活用をテーマに品評会を行います。
「半日でわかるWebフォント」というバラエティに富んだ内容ですので、是非ご参加ください。
開催日程・開催時間
2017年4月20日(木)13:30-17:00(受付開始:13:00より)
スケジュール
■13:30-13:40 オリエンテーション(問題提起)
文字情報技術促進協議会
会長 小林龍生 氏
■13:40-14:20 タイプ・センター管理組合の使ってみてるよ Web フォント
~使用感とその可能性~
・ Webフォントの利点、効果
(メリットや便利な点など、デザイン面と技術面から)
・ Webフォント導入の手間や障害(導入までのステップ、面倒なこと)
・ Webフォントへの希望、要望
(使用感や問題点提起、これからの可能性も)
タイプ・センター管理組合
萩原 俊矢 氏/花村 太郎 氏
■14:20-15:00 日本語Webフォント、5年間の変遷と最新トレンドの紹介
・Webフォントの変遷
・Webフォントの知られざる機能、性能(文字詰め、行サイズ切替機能など)
・事例紹介とトレンド(日本最大級のユーザ数)
ソフトバンク・テクノロジー
Webフォント エバンジェリスト 関口 浩之 氏
■15:00-15:40 Webフォントを扱う環境の今とこれから
・Webフォントの環境(ブラウザなどの対応状況)
・Webフォント技術の応用
(高速化、コンテンツ保護技術、多文字対応など)
リアルタイプ
代表取締役 久藤 和彦 氏
■16:00-17:00パネルディスカッション
コーディネーター
三陽社 田嶋 淳 氏(ブログ「電書魂」の作者、XMLパブリッシング研究会 リーダー)
パネリスト
萩原氏、花村氏、関口氏、久藤氏
会場
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費
3,000円(税込)
印刷総合研究会メンバー:2名まで無料( [上級]3名まで [特別]5名まで)
文字情報技術促進協議会メンバー:無料
申込
Webからお申込み
・Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
FAXからお申込み
・この申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)