pageは、JAGAT創立20周年の記念イベントとして1988年に開催した。以降途切れることなくpage2017で節目の30回を数えることができた。そしてJAGAT50周年を迎えた今年、新たなイベントとして開催するのが「JAGAT Summer Fes 2017」、通称「夏フェス」である。
デジタル&マーケティング&紙にフォーカスした唯一のイベント
「夏フェス」は8月24日(木)、25日(金)の2日間、中野富士見町のJAGAT本社で開催する。セミナールームやミーティングルームを開放し、フル活用するオープンハウス的なイベントにしたいと考えている。
夏フェスは、テーマとして「デジタル印刷とマーケティングの可能性」を掲げ、「デジタルとアナログ(リアル)の融合」を深く追求していく。デジタル、マーケティング、そして紙にフォーカスした唯一のイベントとして、page展とは少し趣の異なる設えにする予定だ。
夏フェスには、印刷関連業界の皆様だけでなく、マーケター、ブランドオーナーの方々の参加を促すべく、その施策も講じていく。
デジタルマーケターに印刷の知見を
pageカンファレンスの登壇者には、デジタルマーケター向けイベントで講演される方も多い。ところがあるマーケティング関連メディアの方に伺うと、大変残念なことにpageイベントの存在自体をご存じなかった。また、デジタルマーケターの多くがマーケティング施策をデジタルだけで完結してしまう事が多く、DMなどのアナログ施策の効果に驚くという。
JAGATは、「未来を創る」の刊行以来pageイベントなどを通じて、印刷関連企業の方々へのマーケティング概念の啓蒙や具体的事例の紹介を行ってきた。今回の夏フェスではこれらに加えて、デジタルマーケターに印刷への関心を高める場に出来ればと考えている。
難しさを乗り越える気概、時代に即した試みへの挑戦
こうした新たなテーマを持って臨む「夏フェス」は、JAGATにとっても非常にチャレンジングな試みである。しかしJAGATが設立された50年前、pageがスタートした30年前と今とでは、印刷業界が置かれている環境は大きく異なる。そしてその時代に即した試みを行ってきたからこそ、50周年を迎えることが出来た。感謝の気持ちと強い気概を持って、この「夏フェス」を成功させたいと思う。
(CS部 堀 雄亮)