2017年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ賞8件の受賞を発表

掲載日:2017年12月20日

「都内ものづくり中小企業」×「デザイン」で新規ビジネス開発

このたび、2017年度「東京ビジネスデザインアワード」のテーマ賞8件の受賞が決定しました。
東京ビジネスデザインアワードは、東京都が主催し公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う、都内のものづくり中小企業とデザイナーとの協業による新事業創出を目的としたデザインコンペです。
第6回目となる本年度は、各社の持つ技術・素材など8件の「テーマ」に対し全国のデザイナーから全148件の提案が寄せられ、審査会による一次審査、テーマを提供した企業も交えての二次審査を経て8件のテーマ賞が選出されました。今後、企業と受賞デザイナーが実現化へ向けて取り組んでいきます。
なお、このテーマ賞受賞提案8件は、来年2月7日に実施される提案最終審査に進み、受賞デザイナーがプレゼンテーションを行います。当日に最優秀賞(1 件・賞金100万円)、優秀賞(2 件・各20万円)の結果発表・表彰式が行われます。

 

2017年度東京ビジネスデザインアワードテーマ賞(全8件)

 

テーマ1 :  
 救難ロープから発展した、フイルム・ワイヤー状の
   「 無機ELランプ 」

 

 株式会社海光社 (中央区)
 提案 : 薄い、曲がる無機ELシートを応用した照明器具
 米田浩介(デザイナー)

 

 

 

 

 

テーマ2:
  高品質・高技術の純国産
   「 ジグソーパズル製造技術 」

 

 株式会社やのまん (台東区)
 提案 : プログラミング思考×パズル。未来を広げる知育玩具
 松岡湧紀、青井正仁、榛葉幸哉、西畠勇氣
 (クリエーティブチーム/電通アイソバー株式会社)

 

 

 

 

 

テーマ3: 
 98%の空気でつくる機能性エコ素材
   「 発泡スチロール成形技術 」

 

株式会社石山 (墨田区)
提案 : 新しい機能性を持たせた「光る発泡スチロール」
榎本大輔、横山織恵(デザイナー/hitoe)
 

 

 

 

テーマ4: 
 水に強く、曲げ、表面強度と加工性の高い
   「 樹脂を含浸した特殊紙 」

 

株式会社石山 (台東区)
提案 : アウトドアや防災で役立つペーパープロダクトの提案
小林紅葉、大口二郎
(学生、講師/専門学校名古屋デザイナー学院、株式会社コボ)

 

 

 

テーマ:5
 高い機能性を持つ反射材への
   「 テクスチャープリント技術 」
 
八欧産業株式会社 (杉並区)
提案 : 反射材への特殊プリント技術によるフォトジェニックな雨具
塚本日向子、加藤美咲、大倉千鶴、菊地創
(CMF・グラフィックデザイナー/株式会社GKダイナミックス)

 

 

 
テーマ6: 
 WFTO認証のフェアートレードな
   「 バナナペーパー 」
 
寿堂紙製品工業株式会社 (板橋区)
提案 :“バナナペーパー”製品を通じて、生産者と消費者を幸せの連鎖で繋ぐプラットフォーム
河井健之助、小長谷久子
(サービスデザイナー、インタラクティブデザイナー)

 

 

 

 

 

テーマ7: 
 あらゆる生地素材にアイロン無しで貼れる
  「 特殊転写技術 」

 

株式会社扶桑 (葛飾区)
提案:ユーザーが生地をカスタマイズできるパターンシート
榊原美歩(プランナー/株式会社GoodTheWhat)

 

 

テーマ8: 
 天然銘木を薄くスライスする
  「 ツキ板加工技術 」

 

北三株式会社 (江東区)
提案 :ツキ板への印刷加工技術を活かしたプロダクトブランドの提案
坂本浩気(デザイナー)

 

 


提案最終審査について

東京ビジネスデザインアワードのテーマ賞8件を対象とする提案最終審査は、それぞれのデザインを手がけたデザイナーによるプレゼンテーション形式で開催されます。当日はプレゼンテーション終了後に審査を行い、最優秀賞1件と優秀賞2件を決定し、結果発表と表彰式を実施します。
この提案最終審査は会場を一般に公開して開催します。

 

日 時 : 2018月2月7日(水) 14:00~17:00(開場13:30)
会 場 : 東京ミッドタウン・カンファレンス Room7 アクセス
        (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F)
申 込 : Webサイトを参照 http://www.tokyo-design.ne.jp/news/2017/17-1215/

 

東京ビジネスデザインアワード 公式ウェブサイト
 http://www.tokyo-design.ne.jp/award.html