付加価値を高める印刷の五大要素+oneとしての製本加工
印刷業の強みを活かしたビジネスでは、印刷と加工技術のコーディネーションが上げられる。コーディネートとは、いろいろな要素を統合したり調整したりして、一つにまとめ上げることだ。マーケティング視点で、企画に合わせてクリエイティブの力により幅広い印刷、加工技術の特性を活かしてメッセージコンテンツを作り上げるのである。特殊印刷、加工技術、素材を組み合わせてモノづくりを行う。これまでのオフセット印刷を中心にしたプリンティングディレクターではなく、マーケティング感覚を持ち、幅広い「印刷の五大要素+one」をコーディネーションできる人材だ。印刷ビジネスは視点を変えればチャンスは広がる
■<顧客志向での印刷+製本加工>
特別な印刷製品には、従来の印刷業の積算見積りではなく、価値に対する絶対プライスを付けることができる。印刷と製本加工技術の組み合わせは、コーディネーションをする人材によってシナジー効果での価値が期待できる。価値とは顧客のニーズにあったコミュニケーション効果である。その効果で外せないことが感動や驚きなどの感性に訴えることだ。技術者とクリエイターが上手く連携してクライアントの意図とオーディエンスの欲求を満たすのである。そこで、必要とされるのが。結婚?で言えば、仲人のような位置づけである。両方の特性を良く理解して結びつけるのだ。まさに掛け算だ。反対に、どちらかが“0”でも、どれかが欠けても効果は“0”になる。高い付加価値を生み出すには、結びつける人材、コーディネータが鍵を握る。
後加工の顧客ニーズは多様化している。デザイン設計においても後加工との連携は重要だ。製本においても技術の幅が広く可能性を秘めている。page2108セミナーでは、営業や企画、制作向けの製本加工講座を開催する。製本技術の基礎とPUR製本を解説する。また、マーケティング視点で製本の強みを活かした仕事の進め方も提案する。
<関連講座>
■【S6】【顧客ニーズを満たす製本加工の ディレクション】
開催日:2月8日(木)10:00~12:00
( CS部 古谷 芸文)
■page2018セミナー
【S2】「いまさら聞けないカラーマネジメント~最新情報も紹介~
【S10】クリエイターの視点から探る印刷表現の可能性 ~人が魅かれるものとは何か?~
【S14】いまさら聞けない「DTP・プリプレス」トラブル対策
■page2018JAGATコーナー ミニセミナータイムテーブル