そしてJAGATからの報告を受けて、ディスカッションに移る。テーマは「印刷がサスティナブルのメディアであり続けるためには?」ということだ。要するに「印刷ってこの先大丈夫なの?どうしたら食いつなげるの??」ということだ。私は印刷業界と関わってから「印刷が?」と考えたことは一度も無いのだが、最近真剣に考え込むようになってしまった。先日もラジオで「フィルムカメラが復活している」という話題を取り上げていたのだが、そういうことならD.P.E.(現像、拡大、焼増し)ビジネスも復活しているのかと思いきや、焼増し文化はないのだ。画像を配るのは「LINE」等のSNSなので、フィルムカメラで撮影した写真をスキャナーやスマホで撮影してRGBデータ化して配るというのだ(なんと面倒くさい)。こうなってくると印刷物としての役割もガクンと下がってしまうだろう。パソコンはある意味「印刷の友」でもあったが、スマホはビジネス的には「直接の敵」になってしまった。色々考えて行くと心配事だらけになってしまっているということなのだ。