市場縮小なのに売上高が増える現象、デジタル時代に伸びる3つの手法、2024年の印刷会社を取り巻く環境と見通し、生成AIで変わる印刷ビジネス10の基本戦略、事業創造ができている印刷会社の特徴についてデータと事例から明らかにする。
■市場縮小なのに印刷会社の売上高が増える
印刷市場の縮小は続くが、企業の売上高は増える現象が起きている。これはなぜなのか。様々な環境変化が複合して起きているので、その要因を洗い出して状況を整理する。知っておいて、自社の戦略に採り入れて活用することを検討したい。
■デジタル時代に伸びる印刷会社の3つの手法
オフセット印刷による大量生産時代とはいくつかの仕事の流れが逆になっている。この流れを掴み、対応した企業から業績が改善しているようだ。時代は、需要刈り取り型から課題解決型に移った。移行に対応するための営業・価格・マーケティングのモデルを示す。
■アフターコロナで変わったもの、コロナ前に戻ったもの
5類移行で社会・経済は正常化した。したがって、印刷業界においてもコロナ前に戻ったものと、戻らず定着したものの違いが見えてきた。本格的に始まった“ニューノーマル”について、コロナ前と各社の施策がどのように変わったか、あるいは変わっていないか。自社との違いを押さえたい。
■2024年の印刷会社を取り巻く環境と見通し
印刷需要の増減に影響を及ぼす政治・経済・広告・イベント・用紙・メディアの24年の見通しについて情報とデータから解析する。また、印刷経営者の売上高・利益見通し、施策と事業の重心は。数字とAIテキストマイニングの両面から検討し、24年の市場規模予測までを示す。
■生成AIに対応する印刷ビジネス10の基本戦略
生成AIが印刷会社に及ぼす影響はプラスマイナスの両面がありそうだ。つまり、向き合い方次第で味方にも市場破壊要因にもなる。過去の技術革新の経験を踏まえ、印刷会社が生成AIを印刷ビジネスに活用するためのスタンスを、10の基本戦略として提示する。
■持続的な事業創造ができる印刷会社の特徴
持続的な事業創造は、新規事業会議から生まれるのではなさそうだ。奏功している企業には共通の特性があるように見受けられる。それはどのようなものか。2月5日(月)の「2024年の印刷ビジネス展望」では、24年の市場予想とうまくいく印刷会社が採っている戦略を明らかにし、創注のための連携のあり方を考える一助にする。
藤井建人(JAGAT 研究調査部)
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2024年の印刷ビジネス展望 ~事業創造の経営に向けて
2024年2月5日(月)~13日(火) page2024オンラインセッション(計12本)
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2024年2月14日(水)~16日(金) 3日間のリアル展示会
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