構成と内容
変革期の流通小売業の現在と支援を巡って
---商業印刷の変容とリテールメディアの試行錯誤---
(1)流通業界の現状と方向
小売を取り巻く環境変化とその対応を2つの視点から解説する。まずは少子高齢化とそれに伴う慢性的な人手不足、競争激化に対する小売企業の対応策について、リテールテクノロジーの活用とM&Aの視点から。もう一つは、期待の高まるリテールメディアの15年前の失敗とショッパーの買物行動の視点から懸念点と可能性について考察する。
公益財団法人流通経済研究所
流通店頭環境部門 上席研究員 祝 辰也 氏
(2)折込チラシの最新動向と好事例
2023年の出稿統計データをもとに新聞折込チラシの出稿動向を振り返ると共に、直近の傾向も踏まえて今後を展望する。また、いよいよ実用段階に入って収益貢献し始めたデジタルマーケティングと新聞折込チラシの組合せ活用のリアルについて、昨年11月に実施したJ-NOAメディア調査の最新結果と注目事例を踏まえて解説する。
株式会社読売IS
コミュニケーションデザイン部 担当部長 有村 潤也 氏
(3)大変革を迫られる流通小売業への伴走
いったんコロナ対策は落ち着き、訪日外国人も戻り始めた。しかし、極度の円安、原材料費の高騰、少子高齢化、EC化の波と物流問題、そしてDX対応のプレッシャーなど流通業を取巻く課題は山積みだ。各社はこれらの課題にどう向き合うのか、伴走する周辺サプライヤーはどう動くのか、各社の中期戦略も参考に考える。
TOPPANデジタル株式会社
SCM事業 チーフエバンジェリスト 山岸祥晃 氏
(4)ディスカッション-商業印刷の変容とリテールメディアの試行錯誤-
登壇者3氏 + JAGAT 藤井建人