仕事ぶりを点検する機会として
 −『JAGAT info』4月号のご案内−

掲載日:2025年4月15日

 2025年度が始まって約2週間が経過し、新入社員の皆さんは各部署に順次配置されて上司や先輩の指導を受けながら試行錯誤している頃ではないかと推察する。その新入社員たちを応援するべく、JAGATでは4月2日から7日にかけて「新入社員セミナー2025 学び放題サービス」を開催し、さまざまな内容の研修を行った。小誌編集部も記録写真撮影のためセミナー初日に会場入りしたのだが、新入社員と接するということは、巡り巡って中堅やベテランの職員が自分の仕事ぶりを点検する良い機会にもなるのではないかと感じた次第である。
 当たり前の話だが、社会人としての素養をはじめ会社員(従業員)として各自に求められる事柄は、その時々の社会情勢などによって刻々と変化している。さて、それでは新入社員から、例えば個人情報の取り扱いルールや、サイバーセキュリティー関連の対策などについて質問をされた場合、分かりやすく簡潔かつ適切に返答できるであろうか。
 小誌では、この4月号から若干の誌面リニューアルを行った。上記の例でいえば、「個人情報の安全管理を考える」と題した連載を年に4回掲載する予定で、その第1回目を収録している。また、その他の連載でも内容を一部リファインしており、ぜひ、お手に取ってお確かめいただきたい。もちろん、定番の記事も内容のさらなる充実を図っている。今年度もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

 

『JAGAT info』2025年4月号のご案内

◯特集
 page2025基調講演
 「印刷ビジネスの近未来『完結編』」
  網野勝彦(JAGAT会長/研文社代表取締役社長)
  山本久喜(JAGAT副会長/東洋美術印刷代表取締役社長)
  本間充(マーケティングサイエンスラボ代表取締役所長)
  郡司秀明(モデレーター/JAGAT専務理事)

 印刷ビジネスの将来について、そして印刷業界が進むべき道のりについて、JAGATではコロナ禍以降、何度も議論を重ねてきた。特集では、いわばその集大成となる、page2025の基調講演における議論の要旨を収録する。近未来の印刷ビジネスについて、特にこれまでのマスの印刷物はどうなるのか、あるいは中ロット以下の印刷はどのようにすればよいのかなどを中心に議論を交わし、改めて共に考えていきたい。

◯特別企画
 page2025展示会レポート
 −来場者数を大幅に増やし、熱気に満ちた展示会に−
  宮本泰夫(バリューマシーンインターナショナル取締役副社長)

 「共奏」をメインテーマにしたpage2025の展示会場は、終日にわたって熱気に満ちたものになった。また、JANPS(日本新聞製作技術展)とのジョイント開催をはじめ工場ソリューションゾーンや共奏ゾーンなどの新たな企画展示エリアや、セミナーゾーンも会場内に設置されるなど、さまざまな新機軸や見どころがあった。特別企画では、展示会で見られたトレンドや主な出展内容などを紹介する。

(『JAGAT info』編集部/敬称略)

■『JAGAT info』最新号の目次はこちらから → https://www.jagat.or.jp/magazine
■印刷総合研究会の詳細はこちらから → https://www.jagat.or.jp/pri