グラフィックデザインとAIの関係、
AIとの共創の可能性を探る作品を展示するとともに、シンポジウムを催します。
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デザイン:小笠原裕子
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東京ミッドタウン・デザインハブ(構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィ ックデザイナー協会、武蔵野美術大学 デザインラウンジ)では、第78回企画展となる「AIと共創するグラフ ィックデザイン」を開催いたします。
産業分野でAI(人工知能)が話題になるなか、AIが描いた作品にオークションで高額の買値がつくなど、美術分野でもAIが取り上げられるようになってきました。グラフィックデザインの分野でも制作工程にAIが取り入れられてきており、デザイナーの関心も高まりつつあります。
では、グラフィックデザインとAIはどのような関係にあるのか、AIとの共創にはどのような可能性があるのか。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、AIを含むさまざまなアルゴリズムに基づく表現を得意とするクリエイティブ集団Qosmoの協力を得て、近未来におけるグラフィックデザインの発展と可能性を探ることを目的に、機械学習を用いた実験を行なってきました。
この展覧会では、その途中経過を報告するとともに、幅広いAI研究の中からグラフィックデザインの分野に近い事例をピックアップしてご紹介します。
ある決められたルールでAIがイメージをつくっていく過程を記録したポスターやロゴタイプ、楽譜の学習による作曲、漫画を用いた物語生成、Google APIを利用した感情分析のビジュアライズなど、AIとの共創の可能性を探る作品を展示し、また、AIとデザインの関係について議論を深める場として、シンポジウムを催します。
企画概要
名 称: 東京ミッドタウン・デザインハブ第78回企画展
「AIと共創するグラフィックデザイン」
英文名称:Tokyo Midtown Design Hub 78th Exhibition
会 期: 2019年3月15日(金)〜 3月29日(金)11:00-19:00 会期中無休・入場無料
会 場: 東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主 催: 東京ミッドタウン・デザインハブ
http://designhub.jp/
企画・運営: 公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
http://www.jagda.or.jp/
企画・技術協力:株式会社Qosmo
協 力: 朝日新聞社、アドビ システムズ株式会社、しりあがり寿、株式会社Too
●シンポジウム・レセプション
日 時: 3月17日(日)(受付開始/13:30)※要予約
14:00-16:45 シンポジウム / 17:15-19:00 レセプション
会 場: インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
ゲ ス ト : 岩本 祟氏(アドビ システムズ株式会社)、徳井直生氏(株式会社Qosmo)、迎山和司氏(公立はこだて未来大学教授)
進 行: 永原康史(JAGDAインターネット委員会委員長/多摩美術大学教授)、
田中良治(JAGDAインターネット委員会副委員長/Semitransparent Design)
詳しくはデザインハブ公式サイト(http://designhub.jp/)にてご案内します。
●内容・構成
機械学習とアルゴリズミックな手法を用いた実証実験の過程を発表するとともに、幅広いAI研究の中からグラフィックデザインの分野に近い事例をピックアップしてパネル、モニターで展示します。また、AIとデザインの関係について議論を深める場として、シンポジウム
を開催します。
●展示作品
JAGDAインターネット委員会と株式会社Qosmoの共同研究作品ほか、グラフィックデザインの分野に近いAI研究作品
出品:株式会社Qosmo、迎山和司(公立はこだて未来大学教授)、遠山昌宏(多摩美術大学情報デザイン学科)(敬称略・五十音順)
JJAGDAインターネット委員会+ Qosmo
決められたルールでアニメーションポスターやロゴタイプを生成
Qosmo
楽譜の学習による作曲
遠山昌宏
機械学習により判定された自然言語の感情を視覚化する試み
迎山和司
マンガを用いた物語の生成
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遠山昌宏
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年鑑『Graphic Design in Japan』の掲載作品(ポスター、ロゴなど)を、AIがさまざまな特徴によって分類したものをビジュアライズ
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問い合わせ先:東京ミッドタウン・デザインハブ
http://designhub.jp/