2019年度 東京ビジネスデザインアワード 最優秀賞・優秀賞を発表

掲載日:2020年2月12日

最優秀賞は、「新規培養技術による『酒づくりイノベーション』」

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会(会長:川上元美 所在地:東京都港区)が企画・運営をおこなう東京ビジネスデザインアワードは、東京都内の中小企業の技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティションです。2019年度は、中小企業から示されたテーマに対し、初年度以来2番目に多い全161件の提案が寄せられ、9件のテーマ賞が選出されました。去る2月5日(水)に東京ミッドタウンで開催した提案最終審査において、テーマ賞を獲得した9組のデザイナーによる公開プレゼンテーションと審査を実施しました。

最優秀賞には清水覚(プランナー/ヤフー株式会社)、清水大輔(デザイナー/SHIMIZUDESIGN)の「新規培養技術による『酒づくりイノベーション』」、
優秀賞には柳沢祐治(デザイナー/YUJI YANAGISAWA DESIGN)の「『段ボール加工技術』から生み出す明かりの防災プロダクト」、
清水覚(プランナー/ヤフー株式会社) の「ものづくりをアップデートする新サービスの提案」がそれぞれ選ばれました。
これら3件を含めたテーマ賞の各デザイン提案については、テーマ企業とデザイナーの間で提案の事業化・製品化に向けた検討が始まっています。今後の展開をご注目ください。

「2019年度 東京ビジネスデザインアワード 最終審査結果」


●最優秀賞(1件) [賞金100万円] (提案者/企業 各50万円)

提案名:新規培養技術による『酒づくりイノベーション』
提案者:清水覚(プランナー)/ヤフー株式会社、清水大輔(デザイナー)/SHIMIZUDESIGN
テーマ:生きた細胞をものづくりの材料に変える「細胞ファイバ技術」
内 容:細胞ファイバの特性を生かした、新しい発酵飲料の提案。
企 業:株式会社セルファイバ(文京区)


●優秀賞(2件)[賞金 各20万円](提案者/企業 各10万円)

提案名:「段ボール加工技術」から生み出す明かりの防災プロダクト
提案者:柳沢祐治(デザイナー)/YUJI YANAGISAWA DESIGN
テーマ:アイデアに富んだ製品を実現する「段ボール加工技術」
内 容:災害時の不安を減少させる段ボールを使った非常用照明の提案。
企 業:有限会社坪川製箱所(葛飾区)



提案名:ものづくりをアップデートする新サービスの提案
提案者:清水覚(プランナー)
テーマ:運営者と参加者をリアルタイムに繋ぐ「イベントサポートシステム」
内 容:制作現場向けに進行を効率化するウェブ上でのサポートシステムの提案。
企 業:株式会社アーク情報システム(千代田区)



※東京ビジネスデザインアワードのウェブサイトにて詳細情報を掲載しております。
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html