「どこか遠くへ:グラフィックにみる旅のかたち」展開催 CCGA現代グラフィックアートセンター

掲載日:2021年5月20日

CCGA現代グラフィックアートセンターは、2021年6月12日(土)~9月5日(日)まで、「どこか遠くへ:グラフィックにみる旅のかたち」展を開催します。

感染症のパンデミックによる影響が続く現在は、遠方への旅行はいうまでもなく、移動すら自由にはできない、楽しめない状況が続いています。旅行をただ楽しむことは難しくなり、不安なもの、避けるべきものであるという印象を伴うようになりました。しかし、遠い地や未知なるものへのあこがれ好奇心がなくなったわけではなく、人々が根源的に持ち続ける意識といえるでしょう。

本展では、CCGA収蔵のDNPグラフィックデザイン・アーカイブコレクションのポスターの中から、広い意味での旅に関する作品を選び展示します。旅には移動手段や目的地、旅先での体験など多くの要素が含まれます。広告市場において交通や観光誘致などに関するものは多く、それらはポスターが少なくなった現在でもなお広く目にすることができます。また、直接的には旅に関係していなくても、海外などの美しい風景の写真を用いた広告も多く制作されています。それらは遠い未訪問の地へのあこがれを効果的に広告表現に取り入れており、今なお記憶に残る表現も多く生まれています。グラフィックデザインであらわされた旅に関する表現を見て、人々の尽きせぬ移動の欲求に触れることにより、非日常へのひとときの小さな「旅」の体験となれば幸いです。

会 場

CCGA現代グラフィックアートセンター
〒962-0711 福島県須賀川市塩田宮田1
Tel: 0248-79-4811 Fax: 0248-79-4816


新型コロナウィルス感染症予防・感染拡大防止の対策とお願い

 

開館時間

午前10時―午後5時(入館は午後4時45分まで)

休館日

月曜日(8月9日を除く)、8月10日(火)
※会期前6月7日(月)—6月11日(金)、会期後9月6日(月)―10日(金)は展示替え休館

入館料

一般=300円/学生=200円
小学生以下と65才以上、および障がい者手帳をお持ちの方は無料

主 催

公益財団法人DNP文化振興財団/CCGA現代グラフィックアートセンター

交 通

JR水郡線小塩江駅から送迎車あり(要電話申込)/JR東北本線須賀川駅からタクシー20分/東北新幹線郡山駅からタクシー30分/東北自動車道須賀川ICから自動車20分

※JR水郡線ご利用の場合、郡山―小塩江間の所要時間は、約20分です。
※JR水郡線は列車の運行本数が非常に少ないため、利用の際はお時間にご注意ください。

出品作家

浅葉克己|粟津潔|石岡瑛子|井上嗣也|榎本了壱|大貫卓也|奥村靫正|葛西薫|勝井三雄|
亀倉雄策| 河村要助|鬼澤邦|小島良平|佐藤可士和|佐藤晃一|佐野研二郎|杉浦康平|
鈴木八朗|副田高行| タイクーングラフィックス|田名網敬一|田中一光|戸田正寿|永井一正
|仲條正義|中村誠|野田凪| 服部一成|日比野克彦|細谷巌|増田正|松井圭三|松永真|
宮田識(DRAFT)|森本千絵|山口はるみ| 横尾忠則
ジークフリート・オーデルマット|ガヴィレ&ラスト|ヘンリク・トマシェフスキ|
ドン・キングマン| カリ・ピッポ|ジャン・ミシェル・フォロン|オルガー・マチス|
ルーバ・ルコーバ ほか(50音順)

展覧会Webページ


鈴木八朗《さようなら日本國有鐵道 鈴木八朗の15年 DISCOVERからEXOTICまで》1987年 
©Hachiro Suzuki, 2021
井上嗣也《ネイティブアメリカン》
1991年 写真:坂田栄一郎 コピー:仲畑貴志
©Tsuguya Inoue, 2021|©Eiichiro Sakata, 2021|©Takashi Nakahata, 2021
服部一成《TRAING: 長野新幹線》 1998年 写真:木津康夫
©Kazunari Hattori, 2021|©Yasuo Kizu, 2021
佐藤晃一《五季・春》 1988年
©Koichi Sato, 2021
田中一光『金沢百句 加賀百景』 1993年 装丁:田中一光 著者:高橋睦郎
©Ikko Tanaka / licensed by DNPartcom
副田高行《全日空:ニューヨークへ、行こう。》 2001年
©Takayuki Soeda, 2021
中村誠《盛岡市制施行120周年「賢治」》 2009年 写真:中村成一
©Makoto Nakamura, 2021|©Seiichi Nakamura, 2021