2022年2月に開催するpage2022では、リアル展示会と連動してオンライン展開を実施する。
pageポスターが掲載企業の自社Webサイトへの誘導ツールに
page2021リアル展示会は直前まで開催の予定で準備を進めてきたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令されたことにより、2021年1月に中止とさせていただいた、それに伴い、イベント告知用に作成したポスターで、会期中にpageの会場内に掲載予定だった分が大量に余ってしまった。そこで、残されたポスターを活かす施策として「page2021ポスター 貼って撮って送ってキャンペーン」を企画した。
これはpage2021ポスターの掲載希望企業を広く募集、掲載企業にはポスターの掲載写真を送ってもらい、page2021特設サイトで掲載企業名とともに紹介するというものだ。pageポスターの元々の制作目的は、出展企業や協賛・協力企業によるイベントPRである。しかし今回、ポスター写真掲載の際に、掲載企業の紹介と自社サイトへのリンクをつける旨を告知したところ、出展企業以外からの掲載依頼含め、30社近い企業から掲載希望があった。ポスター掲載を、自社PRツールとして有効活用したのである。また、ポスターの掲載写真をJAGATのSNSにも展開し、Web上での盛り上がりを演出できた。目新しい施策ではないが、発想を転換し、アクシデントを逆手に取ることが出来た。次回以降のリアル展示会開催時にも展開していこうと思う。
Webサイトに来てもらっただけではビジネスは始まらない
BtoBビジネスにおける、デジタル上の顧客と企業のファーストコンタクトポイントはコーポレートサイトである。今回の企画成功の要因は、BtoBビジネスにおける顧客の行動の出発点がWebからの情報収集であることを踏まえ、コーポレートサイトへの誘導をサポートできたからであろう。しかしその一方で、特にBtoBビジネスにおいては、Web上でビジネスが完結することはほぼ無い。顧客が購入にまで至るプロセスは複雑化している。マスメディア時代であればAIDMA、インターネット検索になりAISAS、さらにコンテンツマーケティング時代ではDECAXなど、様々な言葉で表現されてきた。しかし「A(Attention:注意喚起)」であれ、「D(Discovery:発見)」であれ、顧客が企業の存在を認識しても、その顧客が個人情報を入力しない限り、ビジネスはスタートしない。この顧客情報(リード)の獲得こそが、BtoBビジネスにおいて最重要となる。
リアル&オンラインのイベントでリード獲得をサポート
コーポレートサイトへの誘導からリード獲得につなげる手法としては、コンテンツマーケティングが挙げられる。顧客の課題を認識させ、解決に導く様々なコンテンツをWeb上で展開し、問い合わせ(個人情報の取得)に繋げる手法である。一方、アナログでのリード獲得の手法として効果があるのは、展示会の出展である。これは展示会の自社出展ブースに誘導することで、顧客の名刺というダイレクトな顧客情報を、顧客の手を煩わせることなく獲得することが出来るからである。しかし長引くコロナ禍で、展示会そのものは徐々に開催の方向に向かっているものの、来場者の制限が緩和されることはまだ先の話と思われる。したがって、コロナ前における展示会出展時の名刺枚数を獲得することは難しいかもしれない。その上で重要となるのがオンラインとの連動である。
2022年2月に開催するpage2022においても、リアル展示会と連動してオンライン展開を実施する。今回、動画配信と会員管理機能がセットになったシステムを導入し、協賛企業のリード獲得をサポートする形とした。自社製品の特長、他社との比較を簡潔にまとめた動画は、コンテンツマーケティングのツールとして効果も高い。page2021オンラインにおける各社の出展社ページでも動画の人気は高く、オンラインでのリード獲得に最適といえる。協賛のメリット、プランや価格の詳細は、相談会にて解説させていただくので、ぜひご参加いただきたい。
(CS部 堀雄亮)