中小企業のデザイン導入、活用への第一歩
東京発・中小企業×デザイナーによる新ビジネス創造型のデザインコンペティション
独自の技術・素材を持つ都内中小企業からの参加応募を受け付け
募集期間:2022年4月13日(水)〜6月22日(水)
東京都内の中小製造業活性化策として東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う東京ビジネスデザインアワードは、本年度のアワードの「テーマ」となる、都内中小企業が持つ独自の「技術」「素材」などの募集を4月13日(水)〜6月22日(水)に実施します。
本年で11回目となる東京ビジネスデザインアワードは、企業から募集した「テーマ」を活用した新規用途開発やビジネス全体のデザイン提案をデザイナーから募る、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。
2012年の事業開始以来、企業テーマとしてこれまで採用された中小企業の「技術」「素材」は110件以上、デザイナーからの提案数は延べ1300件以上、マッチングから20件以上の実現化、協働事例が生まれています。
募集した「テーマ」は、デザイナー、バイヤー、弁理士など専門家で構成される審査委員会による審査を経て7〜10件程度が選定されます。
その後、「テーマ」として選定された企業の「技術」「素材」などに対してデザイナーより提案を募り、企業の「テーマ」とデザイナーの提案のマッチングを実施します。
マッチング成立後は、実現化に向けての協働がスタート、プレゼンテーション方式の最終審査を経て、最優秀賞・優秀賞を決定します。
「テーマ」に選定された企業に対しては、アワード終了後も1年間継続して審査委員と事務局が知財戦略などのアドバイスなどを提供し、事業提案の実現を通じた中小企業のものづくり、新規事業の実現をサポートしていきます。
【テーマ募集にかかる企業向け応募相談実施(オンライン)】 日時:5月16日(月)〜6月15日(水)10:00-12:00、13:00-17:00 (1件当たり15〜20分) 応募を検討される企業向けに、オンラインでの個別相談を随時実施します。ご希望の方は、事務局まで件名に「オンライン相談希望」と明記の上、企業名/業種/ご担当者・参加者氏名/電話番号/メールアドレス/希望する日時を複数記入の上、事務局までメールでお申し込みください。 応募相談申し込み:tokyo-design@jidp.or.jp |
【2022年度 東京ビジネスデザインアワード・企業応募概要】
■応募資格
東京都内の中小企業または個人事業主
■賞・賞金(応募技術、素材がテーマとして選出された後、デザイナー提案とのマッチングを経て最終審査会にて決定)
最優秀賞 1件 副賞:賞金100万円(企業/デザイナー各50万円)
優秀賞 2件 副賞:賞金20万円(企業/デザイナー各10万円)
テーマ賞 各テーマにつき1点審査の結果「該当なし」となる場合があります。
■応募費用
無料(交通費、郵送費、通信など参加にかかる実費は応募者負担)
■募集期間
2022年4月13日(水)〜 6月22日(水)【当日消印有効】
■応募方法
ウェブサイトより募集要項・応募用紙をダウンロードし、必要事項記入および
必要書類を添付の上東京ビジネスデザインアワード事務局に郵送してください。
東京ビジネスデザインアワード事務局(公益財団法人日本デザイン振興会内)
〒107-6205 東京都港区赤坂971 ミッドタウン・タワー5階
TEL: 03-6743-3777 ・ E-mail: tokyo-design@jidp.or. jp
■主催:東京都
■企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会
東京ビジネスデザインアワード ウェブサイト https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html
【2021年度アワード結果概要】
企業テーマ数:12件 デザイナー提案数:155件 マッチング(テーマ賞):11件
<最優秀賞>
提案名:特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発
内容 :特殊印刷加工技術の研究・発信ブランド「印刷加工実験室」
提案者(デザイナー):歌代 悟(クリエイティブディレクター・デザイナー)
企業テーマ:広色域の印刷表現と立体的質感を表現する「印刷技術」
企業 :株式会社新晃社(北区)
【参加企業の声】
[応募技術(テーマ):あらゆる仕様をユーザーが選べるノート設計システム](2019年度)
[ビジネス化事例 :文具史上初のリングレス・ルーズリーフバインダー・Slide Note]
中小企業がビジネスにおいてデザインの必要性を感じたときに、デザインをサポートしてくれるパートナーを一から選定するにはその探し方をはじめ、課題の共有やデザインの検討など多くの時間と手間がかかります。本アワードでは、既に自社の強みや課題を伝え、それを踏まえた上でのデザイナーからの提案とダイレクトに出会えるため、マッチング後はすぐに課題に対しての具体的な打ち合わせに進むことができました。このスピード感が大きな魅力だと感じました。
(株式会社研恒社 代表取締役 神崎 太一郎 氏)