ダンプニング機構とインキ湿し水の適合性(050)

掲載日:2014年9月11日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:ダンプニング

ダンプニング機構とインキ湿し水の適合性(050)

【概要】
ダンプニング装置でインキローラと連結しているものといない物がありますが両者のどちらにも同じインキや湿し水でよいのでしょうか。

 【解決方法】
 連続給水方式には,次の3方式があり,(1)間接連続給水方式(ダールグレーン),(2)直接連続給水(コモリマチック),(3)融合型連続給水方式(アルカラー)に分けられます。このうち,(1)と(3)は印刷時の適性乳化率は,15%~17%です。つまり,この乳化率を保つ事が出来れば,良好な印刷物を得ることが出来る訳ですので,インキや湿し水の種類は問わない訳です。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)