メジウムとコンパウンドとレジューサー(061)

掲載日:2014年9月11日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

印刷技術情報:PS版・助剤・版面処理

メジウムとコンパウンドとレジューサー(061)

【概要】
メジウムとコンパウンドとレジューサーの使用目的の違いは?

 【解決方法】
メジウムは,アルミナという白色顔料をビヒクルに分散した透明性の無色インキで,濃度調節や光沢附与の目的でインキに加えられます。
コンパウンドは,外見がゼリー状またはバター状の補助剤のことです。ワックス類やゲル化剤を低粘度ワニスや溶剤に配合してつくったゼリーコンパウンドはインキのタックを下げるときに腰切り剤として使われます。
 石油溶剤系の希釈剤であるレジューサーの添加により一般の印刷インキはフロー(インキに外力を加えたとき,流れ拡がる度合い)は大きくなり,粘度を低下させることができるとともにタックもコントロールできます。

 

「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)