イメージをビジュアル化し、配色センスをよりアップするトレーニング講座を新設します。DTPオペレータ、デザイナー、色の知識を身に着けたい営業の方、ご参加ください。
近所に和食屋さんができました。
「自分の目が行き届く範囲で、お店を切り盛りしたい」。
カウンター6席だけ、若い大将が頑張っている和食屋さんです。
いつもの席に座って、湯豆腐(懐かしい中子つき)とぬる燗をいただきます。
2本目のお銚子に入ったころ、二人組のお客様が。
「わあ、おばあちゃんの家の匂いがするー」
えぇ? おばあちゃんの家の匂い?
お線香の香ってこと?樟脳の香ってこと?
私もかいでみましたが、そんな匂いはしません。
私の鼻は酔っているのか!?
気つけにお酒を一口。…そんな匂いはしません。。
さらに、ぐいっとあおぎます。
どうやら、その方は「出汁」の匂いを「おばあちゃんの家の匂い」と
表現しているようです。
そうか、そうなのね。人の感覚ってさまざまよねえ。
納得です。お銚子、もう一本です。
お客さまから「ナチュラルな感じのデザインで」「ゴージャス感をプラスして」
「都会的なモダンな感じで」と言われて困ったことはないですか?
お客様が思い描くイメージと、自分のイメージが合致することは滅多にありません。
イメージどおりに制作すると同時に、そのイメージを超えたデザインを提案するのもデザイナーの腕の見せ所。
とはいえ、「イメージがわかない」「発想が貧弱で」……そういった声も聞こえそうです。
そんな方のために、五感を活用したコラージュ技法で発想力を鍛え、イメージをビジュアル化する講座をご用意しました。
2016年1月21日(木) 14:00~17:00
カラートレーニング講座 応用編
http://www.jagat.or.jp/archives/8004
講座のねらい
・発想力を豊かにし、イメージしたものをビジュアル化することで、「なぜその色なのか?」お客様に明確に説明できるようにする。
・コラージュ作品を基にイメージカラーを抽出、バリエーションに展開できるようにする。
まずは、「音楽を聴く」「布に触る」「絵を見る」「香をかぐ」のどれかをしていただきます。そこで感じた感覚を、雑誌を切り抜き、コラージュすることで表現します。
出来上がった作品の中から色彩を抽出し、色相とトーンに変化をつけることで、カラーバリエーション展開ができるようになります。
配色は、とかく自分の好みの色になりがちですが、バリエーションの作り方を知ると新しい配色を見つけだすことができます。
DTPオペレータ、デザイナー、色の知識を身に着けたい営業の方、お待ちしております。
(CS部 小須田紀子)