会社の未来は経営者で決まります。629名の方が既に修了し、広く印刷業界で活躍している「印刷後継者・経営幹部ゼミナール」。2016年5月13日に開講です。その内容をご紹介します。
2016年5月、第33期 印刷後継者・経営幹部ゼミナールを開講する。
日々変化する環境、経済、技術のなかで、自社の方向性を見出し、「どこでどのように戦うのか」「どんな価値を提供するのか」を考え、実践する力を身に着ける講座だ。
講師陣に現役経営者を迎え、自らの経営哲学、実践事例をお話いただくことで、印刷経営の「知識」だけではなく、「実践」と「推進する力」を学ぶことができる。
講座のねらい
印刷企業における経営戦略、経営管理知識および経営マインドを総合的な視野で養い、経営者として必要な資質の向上、能力開発、実践能力をみがき、将来の経営者・経営幹部を養成する。
研修の特徴
印刷経営の「知識」ではなく「実践」を学ぶ
量より質へと市場の成熟化が進み、現在の厳しい経営環境を乗りきるため、従来以上に、環境変化を的確に捉えた経営が求められている。本講座では、一方通行の講義形式ではなく、双方向の実践形式を採用。トップマネジメントの職務遂行に必要な実務能力、知識・スキルを効率的に学習いただける。
10年前は40代~50代の受講者が多かったが、最近では20代~30代の受講者が増加している。新たなステージや変化する環境に対応すべく、経営幹部の若返りが進んでいるのかもしれない。
これから経営変革に取り組むみなさんのために、2016年度のカリキュラムでは、「経営方針・ビジョン」「経営戦略・競争戦略」「コアコンピタンス」「戦略を活かす組織形成」「戦略の検討」を講義で学んだあと、自社に当てはめ考える演習を設けた(図のアミの部分参照)。
さらに、交渉中であるが、「見える化」を実践している会社の見学と、「高品質・環境配慮」に注力している会社の工場見学も準備中である。
現場を知らずして印刷経営はできない。現場を知らない経営者の下では現場の力を結集できないだろう。いま、現場力をアップできない会社は淘汰の速度を速め、業界も大きく縮小するのではないだろうか。
「自社の現場は知ってる」「わかってるつもり」の方に、改めて他社を見ていただき、「自社とは違う何か」「自社に当てはめたときの課題」を発見していただきたい。
会社の未来は経営者で決まるのだ。
(JAGATインフォ2016年2月号より CS部 小須田紀子)
関連情報
第33期 印刷後継者・経営幹部ゼミナール
http://www.jagat.or.jp/archives/19231