DTPはフリーレイアウトのためのプラットフォームとして普及しているが、フリーであるが故にオペレータ個人に依存する面が大きい。
教育や法令、学術論文など構造的な文書では、XML技術を使用して自動組版化する方法も根強く利用されている。近年では、書籍だけでなくWebや 電子書籍などデジタルメディアでの利用のために、コンテンツの一元化、マルチデバイス用の自動組版を志向する動きも世界各地や国内で広がっている。
コンピュータ関連の専門書出版で著名な米国オライリー社では、HTMLBookという仕様を提唱し、1つのコンテンツからWeb、EPUB、印刷物への同時出版を実現する方法を模索している。HTMLBook は、XHTML5とCSS組版技術をベースにしており、今後の拡張性も高い。
本研究会では、HTMLBookとは何か、また国内のユーザーグループが研究目的で開発中のHTMLBookコンテンツの組版ツールを取り上げる。
<日時・場所>2014年4月22日 14:00-16:00 (受付は13:30より)
<構成と内容> (講師や時間割はやむを得ず一部変更する場合があります。)
■14:00-15:00 HTMLBookとCSS書籍組版
アンテナハウス株式会社 取締役 村上 真雄 氏
■15:00-15:25 XMLパブリッシング研究会の活動
株式会社デンショク 取締役 古門 正明 氏
株式会社みなみ企画 山下 幹子 氏
■15:25-16:00 HTMLBookコンテンツ用自動組版ツールの開発
株式会社ウェブインパクト プロダクト開発部 部長 西河 貴史 氏