*10月25日の印刷総合研究会では、インクジェット技術の印刷機・ヘッド・インク・用紙の基本的仕組みから技術的課題までを徹底的に学ぶ。
シングルパスのインクジェット印刷機はここ数年にわたってもっとも大きなトピックの1つとなっているが、その方向性はいまだ定まらない。
印刷機は用紙に直接インクを吐出する直描方式がいいのかLandaのNanography印刷機のような転写方式がいいのか、インクとヘッドはどの技術がもっとも革新的なのか、用紙はインクジェット専用紙がいいのかオフセット用紙にプレコートを引いた方がいいのか。印刷機、ヘッド、インク、用紙ともに技術的に議論すべき点が多い。
今回の研究会では「インクジェット徹底研究」と題し、インクジェットの仕組みをいったん整理し、最先端のソリューションについて検討していく。ディスカッションではデジタル印刷の用紙適性(専用紙かプレコートか等)を中心に議論する。
講師には富士フイルムR&D統括本部アドバンストマーキング研究所副所長の安田庄司氏を迎える。
安田氏は1988年富士写真フイルムに入社。製版用銀塩フィルムに始まり、LCD用光学フィルム、刷版用材料(CTP)、そして現在はインクジェット用材料の研究に携わっている。
安田氏には富士フイルムのインクジェットヘッド「SAMBA」、水性顔料インク「VIVIDIA」の研究開発からの知見を伺いながら、
①印刷分野においてインクジェット技術が発展してきた背景
②広義の点からインクジェット技術の理解(吐出、画像形成、媒体、システム、情報処理、画像処理)
③吐出(ヘッド)技術、画像形成技術の基本
④インクジェット技術の具体的事例と課題
について伺う。
またインクジェット印刷機の用紙対応については三菱製紙の木村篤樹氏が解説する。ディスカッションでもインクジェットのメディア定着について、インクジェット専用紙が適しているのか、プレコンディショナーなどの前処理がベストなのか掘り下げて議論する。
開催日程・開催時間
2016年10月25日(火)14:00-17:15(受付開始:13:30より)
詳細
■14:00-14:20 オリエンテーション
公益社団法人日本印刷技術協会
専務理事 郡司 秀明
■14:20-15:50 インクジェット技術の原理、課題とそのソリューション
富士フイルム
R&D統括本部アドバンストマーキング研究所 副所長 安田 庄司 氏
■16:00-16:40インクジェット印刷機の用紙適性と専用紙の動向
三菱製紙
洋紙事業部海外営業部担当部長 木村 篤樹 氏
■16:40-17:15 ディスカッション
会場
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
参加費
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:2名まで無料( [上級]3名まで [特別]5名まで)
申込
Webからお申込み
・Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
FAXからお申込み
・この申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)