デジタル化の波は我が国の新聞ビジネスを大きく変えつつある。その現在とデジタル化の影響、そして新聞ビジネスの未来と戦略について、識者2人の見方を聞いて考える。
~デジタル化進行の影響と、新聞ビジネスの未来を考える~
研究会内容
スマートフォンやソーシャルメディアの普及などデジタル化の波はメディアに大きな変革を迫っている。ジャーナリズムの王者と呼ばれ、世界に類のない戸別宅配ネットワークを構築して大部数を誇った新聞も、部数減や広告減が経営にかつてないインパクトを与え、ビジネスモデルの再構築を急ぐ途上にある。
部数は減少しているが、依然として総広告費に占める新聞関連広告の割合はインターネット(18.8%)に匹敵する規模を持つ(合計17.4%=新聞9.8%+折込チラシ7.6%)。紙の収益基盤を維持しつつ、デジタルに取り組む各社の戦略はどのようなものか。新聞コンサルタントの井上氏と読売新聞の松井氏に聞く。
開催情報
【日時】
2016年10月31日(月) 14:00-16:20 (受付開始:13:30より)
【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。
【1】新聞業界の最新動向
メディアテクノス代表取締役、JAGAT客員研究員 井上 秋男氏
- 新聞メディアの最新動向(関連データとトピック)
- 新聞社の取り組み(経営・デジタル対応・制作印刷)
- 新聞技術の新潮流(世界新聞関連展示会の報告・上流部門・下流部門)
【プロフィール】
1962年東京芝浦電気(現東芝)入社。30年間、全国紙、地方紙、通信社、新聞印刷会社の新聞製作システムの開発に従事。1997年にメディアテクノスを設立。新聞・印刷関連のコンサルティング、テクニカルライターを務める。日本印刷技術協会客員研究員。
【2】デジタル化と新聞の未来
読売新聞東京本社 専門委員 松井 正氏
- 読売新聞社の取り組み
- 新聞を取り巻く動きとトピック
- 世界の新聞社の現状
- デジタル化で拡大するメディア表現
- プラットフォームとの関係
- 新聞の生き残り策と戦略
スマートフォンやソーシャルメディアの普及など社会のデジタル化が、メディアに大きな変革を迫っている。一方で、デジタル化はジャーナリズムの可能性を拡大してもいる。データジャーナリズムやそのビジュアライゼーション(可視化)、ユーザーとの相互交流など、紙では不可能だった機能を持ち始め、新たなメディア表現も誕生している。苦悩しつつも生き残りをかける新聞の動きと、その戦略を考える。
【プロフィール】
高知県出身。1986年早稲田大学第一文学部卒。同年読売新聞東京本社入社、盛岡支局、電波報道部、科学部を経て2000年にメディア局。企画開発部長を経て2015年から専門委員。2004年から1年間NAA(米国新聞協会、米バージニア州)客員研究員。著書に「超高速・常時接続 ネット通信の最新常識」(日本実業出版社)など。
申込み
・Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。
FAXから
・申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)
問い合わせ先
内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)
お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)