印刷博物館P&Pギャラリーでは、3月11日(土)より「印刷書体のできるまで――活字書体からデジタルフォントへ」展を開催します。書き文字から活字を使用した活版印刷、写真のように文字を映し出す写真植字、コンピュータを使ったCTS、DTPへ。印 刷で使用される文字のありかたは時代によってさまざまに移り変わってきました。
普段あまり意識することのない印刷の文字のかたち=書体には、さまざまな「読ませる」工夫が詰まっています。印刷書体の 制作工程から、その工夫を紹介します。
【展示内容】
第1部 印刷書体のあゆみ
幕末から明治にかけて西洋式の活版印刷が日本に導入され、普及していきました。書き文字を彫刻していた整版から、活版印刷へと変わっていくにつれて、印刷するための文字(=書体)がうまれ、文字印刷の主流となっていきます。書体制作のこれまでを紹介します。
第2部 印刷書体のできるまで
印刷書体は現在どのようにつくられているのでしょうか。新しく発表された凸版文久体を例に、書体制作の工程を紹介します。
第3部 印刷書体のこれから
アナログからデジタルへ。製作方法とアウトプットは時代とともに大きく変わってきました。 これからの印刷書体に求められるかたちとはどのようなものでしょうか。新しいデジタル時代の読みやすさの工夫を紹介し、新 しい文字のかたち、文字のこれからについて考えます。
凸版文久見出しゴシックEB 下書き・清書
会 期◆2017年3月11日(土)~2017年6月18日(日)
時 間◆10:00~18:00
会 場◆印刷博物館 P&Pギャラリー
(東京都文京区水道1丁目3番3号トッパン小石川ビル)
入 場◆無料 ※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要です
休館日◆毎週月曜日(但し3月20日(月・祝)は開館)、3月21日(火)
主 催:凸版印刷株式会社・印刷博物館
企画協力:トッパンアイデアセンター
電話番号:03-5840-2300(代表)
Webサイト:http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/170311/index.html