増えるネットニュースメディア

掲載日:2017年10月19日

「朝1分のニュースが人生を変える」。スマートフォン・タブレット向けニュースアプリ「SmartNews」が日米合わせて2500万ダウンロードを超えた。

「朝1分のニュースが人生を変える」。

このテレビCMを覚えている方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

スマートフォン・タブレット向けニュースアプリ「SmartNews」のコマーシャルです。

10月10日、「SmartNews」が日米合わせて2500万ダウンロードを超えたことが発表されました。

2500万・・・大きすぎてイメージわかない。
ざくっと東京都、大阪府、名古屋市の人口を足したらこれくらいになるようです。

「SmartNews」を運用するのは、スマートニュース株式会社。
「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、2012年6月15日に設立された企業です。

日本でのアクティブユーザーは月間600万人を超え、一人あたりの月間利用時間は約6時間に迫っています。

人気の秘密は
・自由なチャネル設定で自分好みにカスタマイズできる
・「Smartモード」で圏外でも記事を表示できる
などが挙げられます。

一方で、新聞各社は部数減少に紙面や機構改革で対応するも、なかなか方向性を見出しづらい状況にあります。

博報堂の「メディア定点調査2017」によると、「スマートフォン」の所有率は77.5%と8割に迫り、1日当たりの週平均の「携帯・スマホ」接触時間は90.2分。

このような状況の中、ネットニュースメディアは増えていますが、まとめサイトやフェイクニュース対策など社会問題も表面化しています。

これかのニュースビジネスはどのように変わっていくのでしょうか。

JAGATでは10月30日(月)に、「新聞・ニュースビジネス最新動向2017」をテーマに研究会セミナーを開催します。

前半は客員研究員の井上氏が、新聞業界の国内外最新動向と競輪新聞社のデジタル印刷導入事例を解説。

後半はスマートニュース社の松浦氏がスマホとAI/ITによるビジネスモデルを解説、合わせて新聞・ニュースビジネスの方向性を考察します。

ご参加お待ちしております。

(研究調査部 小須田紀子)

■ 【新聞・ニュースビジネス最新動向2017】
https://www.jagat.or.jp/archives/40092
【2017年10月30日(月)14:00-16:40予定】