MIS活用による働き方改革(生産性向上)

掲載日:2017年10月25日

時間当たり生産性の向上は社会的な要請でもある。その手段としてICT活用は重要なポイントとなる。MISを活用した業務改善、生産性向上の先進的、意欲的な取組みを紹介する。

政府主導の働き方改革による残業時間の上限規制、あるいは労働人口減少による人手不足への対応など、時間当たり生産性の向上は業界を問わず喫緊の課題となっている。生産性向上というと設備投資や現場改善にスポットがあたりがちであるが、MISの果たすべき役割も非常に大きい。進捗状況の見える化によるスムーズな工程管理、EDIの利用などによる間接業務の削減、あるいはJDFを活用した工程自動化の起点としてなど、その用途は幅広い。将来的にはMISに蓄積された各種活動内容(ビッグデータ)の活用も大きなテーマとなるであろう。
本研究会では、MISを活用した「見える化」「見せる化」による業務改善、生産性向上の先進的、意欲的な取組みを紹介する。

開催情報

【日時】
2017年11月14日(火) 14:00-16:30(終了時間が延長する場合があります)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで
→自社が研究会メンバーか確認したい場合は、お手数ですがこちらのフォームからお問合せください。

【1】オリエンテーション~MISによる生産性向上のポイント

JAGAT 研究調査部 花房 賢

 

【2】大型ディスプレイの活用による進捗状況の見える化

    進捗状況のアイコン表示により煩雑な入出稿、下版状況を一目で共有

株式会社加藤文明社 PREMEDIA CUBE システムディレクター 小滝 雅之氏

  1. 「前工程進捗管理の見える化」プロジェクトについて
  2. デジタルサイネージシステムの概要
  3. 導入効果
  4. 今後の展開

個別受注生産である印刷業において、進捗管理を主体的に行うことは難しい。特に校正作業を何度か繰り返す下版までの工程は、どうしても得意先の都合に合わせざるを得ないところがあります。かといって「成り行き任せ」では、ムリやムラ(待ち)が多く発生し、長時間労働を招いたり本来内製できるのに外注せざる得なくなるなど生産性を落とす原因となります。 こうした課題に対し、大型ディスプレイと進捗状況のアイコン表示による進捗状況の「見せる化」により意欲的に課題解決に取り組む事例を紹介。

 

【プロフィール】
     1971年7月生まれ。
     大手紙製品メーカーでの勤務を経て、MIS開発販売会社へ入社。
     印刷会社に向けたMIS導入の提案からシステムの立ち上げ、カスタマイズ要件定義や
     サポート業務に従事。
     2010年、株式会社加藤文明社入社。一時期はデジタル教材開発のプログラマーを
     一部兼任したが、現在は社内システム中心のディレクター業務に従事。

【3】自社開発MIS(PrintStation)を活用した業務改善の取組み

日経印刷株式会社 管理本部情報システム部システム開発課  佐藤 光一氏

  1. 業務効率化の取組み
      ・用紙EDIの導入ほか
  2. 蓄積された情報(ナレッジ)の活用
    ・目標(標準)時間と実際の作業時間の差異分析 など
  3. 「全体最適」の中心(司令塔)として
    ・面付けの自動化へのチャレンジ
    ・JDFワークフローの構築(製本システムとの連携)     

【プロフィール】
  1979年6月生まれ
  1998年 入社 工務部(現:生産管理部)配属
  2000年 社内基幹システム PrintStationの開発に携わる
  2005年 NPS担当(現場と一体となったシステム開発開始)
  2006年 専任

※講演者が一部変更になることがあります。

申込み

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。
登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。
有料でお申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

FAXから

申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
(印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先

内容に関して
研究調査部 印刷総合研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申し込み及びお支払に関して
管理部 電話:03-5385-7185(直通)