2017年はJAGATの50周年記念の年だったのだが、皆様のおかげで大変有意義な年になったと心より感謝します。来る2018年は、実質pageから始まりますが、テーマである「アライアンスNEXT」に、真正面から向き合いたいと思っております。
50周年度のスタートをpage2017としたのだが、page2017では著名なマーケッターであるロン・ジェイコブス氏を招聘して、ダイレクトマーケティング三昧だった。その後も地方大会等で、ダイレクトマーケティングの必要性を説いたのだが、手応えは十分で、印刷業界への「効果はあったのでは!」と考えている。
その後、5月10日がJAGATの創立記念日だったのだが、一日違いの5月9日にJAGATの客員研究員、専任講師、OB等を集めてパーティーを行った。JAGATに協力してくださる方は、とにかく議論したくてJAGATと関係を密にしているのだと確信し、今後は対話できる場を大幅に増やそうと決意した。
夏になって、初めての試みだったのだが、サマーフェスティバル(夏フェス)を8月24,25日に開催して、ここでもマーケティング三昧だったのだが、大成功と言っても良いくらいだったと自負している。バーベキューパーティーでも盛り上がって、やっぱり対話が大事と再認識した次第である。
10月26日には、東京目白の椿山荘で、50周年記念のJAGAT大会を行った。page2017でのロン・ジェイコブス氏の講演時に、モデレーターをしていただいた中央大学ビジネススクール大学院教授の田中洋先生に、「成長するためのマーケティング」という題名で講演いただいた。
普段のJAGAT大会の懇親会は質素なモノなのだが、記念大会ということもあって、美人ソムリエを呼んで華を添えたのだが、旨いお酒のおかげなのか?非常に盛り上がって、中締めの挨拶を何回もやって、やっとお開きになるほどだった。やっぱり対話は重要ということである。
12月14日には、印刷機器の有馬記念とも言うべき「トピック技術セミナー」が開かれた。各社からの発表も単なるスペック紹介から、ユーザー視点に移した興味深いモノばかりだった。特別講演はテクニカルライターの西田宗千佳氏にお願いして「スマートスピーカーの実際」を解説いただいた。スマートスピーカーを使用したデモも含めて、大変興味深い内容だった。印刷業界としてはまた違う世界が一つ登場したという感じだろうか?
対話時間が取れなかったのが、残念ポイントであった。申し訳ありません。
ということで、今年も終わろうとしているのだが、本日2017年12月25日(月)がpage2018パンフレットの下版日なのである(大騒ぎ)。基調講演1は、そのものズバリで「アライアンスNEXT」である。廣済堂の浅野社長=金羊社の浅野会長に御登壇いただき、デジタル印刷でのアライアンスやフレキソでのアライアンスをビジネス視点で考えていきたい。またフュージョン会長の花井会長に登壇いただき、マーケティング会社のアライアンスについて語っていただき、印刷会社が目指すアライアンスに関して、賢い選択を考えていきたい。
アドヴォネクストの井上社長には、マーチング委員会を通してのアライアンスや農業ビジネスに関してのアライアンスを語っていただき、スピーカー全員で議論していきたいと考えている。page2018では、アライアンスやビジネスについて徹底的にこだわりたいと考えている。
ということで2017年の感謝とpage2018への決意を示して、本日のところは中締めとさせていただきたい。
(JAGAT専務理事 郡司秀明)