page2018カンファレンス グラフィックスカテゴリでは、バリアブル印刷、DM、見える化、事業承継をテーマに取り上げます。【page2018・PR】
技術要素としては決して新しくないバリアブル印刷であるが、マーケティング情報と結びつくことによって活用範囲が大きく広がりつつある。印刷会社を中心とした運用面、発注者を中心とした活用面双方から取り上げる。
印刷経営という観点では、収益を確保する基盤づくりとして「見える化」の取ろ組みは欠かせない。「見える化」を経営改善にどう生かすか取り組み事例を伺う。また、市場環境が厳しさを増すなかで、どのように事業を継承していくかは、より切迫したテーマとなりつつある。M&Aという選択肢を含め議論する。
2018年のグラフィックスキーワード
1)バリアブル印刷とマーケティング
2)見える化
3)事業継承
期待されつつも限定された用途にとどまってきたバリアブル印刷だが、マーケティング情報と連動したパーソナライズDMやカタログなど、市場が追いついてきた。アプリケーション、運用ノウハウ、検査などにフォーカスしてバリアブル印刷の核心に迫る。
テキスト・アンド・グラフィクスの窪田氏からは、高速、高機能のバリアブル編集ツールとその活用例、マイクロ・テクニカの藤本氏、坂巻氏からは、一枚一枚内容の異なるバリアブル印刷に求められる検査要素とその実現手法。そして、共同印刷の貞清氏と黒川氏からは、こうしたツールを活用してどのようなワークフローを組み立て、どのような運用を行っているのか実例に基づいた話しを伺う。
顧客情報のセグメント化が必須となって、「行動喚起メディア」としてのDMが再評価されている。発注者側からみたプロモーションはどのようなものなのか、クロスメディアにおけるDM効果について議論したい。
世田谷自然食品の池田晶弘氏からは、TVCMやオンラインショップなど、さまざまなプロモーションメディアや販売チャネルを活用するなかでのDMの位置付け、活用手法について、東京個別指導学院の早川剛司氏からは、学習塾の生徒募集におけるメディア活用とDMについて事例を中心に伺う。
そして、マーケティングデータやデジタルメディアと組み合わせながらDMを活用して効果を出すにはどうすべきか、どのような成功事例があるか、トライステージの葉山智彦氏、フュージョンの吉川景博氏から伺う。
【G2】マーケティングと連携するDM訴求力の詳細はこちらから>>
印刷業での「見える化」の出発点は、案件別収支を明らかにすることであるが、成果がでることで「見える化」の範囲は大きく拡がっていく。
川口印刷の川口福太郎氏からは、日々蓄積されたデータから何を読み取り経営判断にどう活用するか、組織づくりやボトムアップの提案など具体事例を交えてお話しいただく。
作道印刷の作道孝行氏からは、「見える化」の発展形として、評価制度への展開や受注を得るための営業プロセスの見える化など進化(深化)を続ける取り組みを報告する。
事業承継の問題は、長年印刷業界ではタブー視されてきたが、選択肢を限定せずにあらゆる可能性を考える時期にきているのではないだろうか。
M&A会社の仲介による事業譲渡という選択を行ったオカムラ印刷の森浩吾氏からは、その決断の背景や体験者ならではのリアルな体験談を伺う。
TONEGAWA の利根川英二氏からは、70年3代にわたり継承してきた同族経営のこれまでとこれからについて伺う。
また中小企業を中心としたM&Aの仲介を行うM&Aキャピタルパートナーズからは、中小企業の事業承継特有の課題や最近の動向について伺いながら、事業承継の問題点を多面的に掘り下げる。